丹後先生の生き様公開と仲間づくりのためのブログ

自分・家族・生徒の幸せな生涯のために教育で社会をより良くしたい教師の、生き様公開と仲間づくりのためのブログです。『学び合い』、部活動の地域移行、学校の働き方改革、仕事と育児の両立、お金の教育、人生100年時代のキャリアプランをテーマに毎日発信しています。『学び合い』は知らない人でも、自由進度学習、個別最適化、アクティブラーニングといったワードに関心がある人と仲間になりたいです。

忙しい4月からの勤務で潰れないために。私が働き方で取り組んでいること5つ。

 

堀氏のブログをたまに見させてもらっているのですが六割主義の話が良かったです。

note.com

なるほどと感じたのは、

「力量が100の人なら6割でも60の成果。力量が50の人なら10割でも50の成果。」

「緊急時のために余白を作っておく視点でも、余白で力量を高めるという視点でも、この考え方は有効」

というところです。

 

リスクヘッジを考えても、「7つの習慣」の刃を研ぐという発想にも効いてくるんですね。6割で仕事をしようとするとき、私はリスクヘッジばかりで後者はあまり意識に上っていませんでした。

 

私も「教師の働き方改革」にはアンテナを立てていて発信もしているので、

年度が始まる直前の今、4月から若手が潰れないために私が働き方で意識していることを紹介してみます。

 

細かい生産性向上のテクニックは教師向けも一般のビジネス書でもたくさん本があるので、忙しい中でも何冊かは読んで見るといいです。刃を研ぐことに繋がります。

 

私が普段から意識しているのは次の5つです。

 

①やらないことを決める

 

まずはやらないことを決めていくことが最重要と考えています。

 

学校の先生の仕事は膨大です。思いつくやったほうがいいこと全てをやっていたら絶対に時間は足りません。

 

だから、良い意味での諦めが必要です。諦めるの語源は「明らかにする」なので、決して悪いことではありません。

限られた時間で、自分やパートナーや家族との時間も大切にし、健康で幸せでいるためにも、教師は仕事だけに全てを注いではいけません。幸せな教師の生き方は生徒の見本となり、仕事の上でも大きな価値を生みます。

 

そのためにも、諦めてできることに注力する姿勢が必要です。

 

私が諦めていることの具体をいくつか挙げてみます。

・部活動の顧問

・時間外に及ぶほどの授業準備

・過剰な提出物チェック

・定時以降の生徒対応、保護者対応

・育休を年度内に取っている今は学級担任

 

経験年数や立場や考え方によって自分が削れるものは変わってくると思いますが、まずは「効率的に全てをこなすことを諦めて、やらないことを決め全体量を制限する」という発想が効果的です。

 

初めてする仕事が多い若いうちはこの削れるものや手を抜いて良いものの判断が難しいと思うので、同僚にどんどん聞いていくのが吉です。

 

②早く取りかかる

 

やらないことを決め全体量を制限した後は、やるべきことをGooglekeepにとにかく書き出し、見えるようにします。

 

そして、5〜10分で済むようなものはその場ですぐに終わらせていきます。

 

そうでない少し時間のかかるものも、とにかく早く取り掛かるように意識しています。

例えば

・指導案の作成

・テストの作成

・評定

・会議資料の作成

などでしょうか。

 

早く取りかかることのメリットについては以前も少し取り上げてました。やはり普段から気にかけているようです。

me77391j.hatenablog.com

 

早く取りかかることのメリットは以下のようなものがあります。

・業務の見通しが持てたり、場合によってはすぐに人に任せてしまえる

 (これでさらに自分がやるべきことが減らせることが結構あります。)

・締切に遅れることが減る

・締切まで期限があるので焦らず取り組める

・焦らず取り組めるのでミスが減る

 (後述しますが、ゴールイメージを早めに共有して、大掛かりなやり直しを減らすことも大切です。)

・急な用事が入っても対応できる

 (子育ても両立している今はこの重要度も上がってきました。)

 

③完璧主義を辞める

 

こちらは上でも堀氏のブログを紹介しましたが、

健康や緊急時へのリスクヘッジの視点でも、

長い目で見て自己研鑽をしてく余白を持つ視点でも、

家に帰ったら家事や育児もしなければならないという視点でも、

6〜7割くらいのエネルギーで働くというのは有効な考え方です。

 

また、指導案や会議資料などを作成する際にも、

自分で完璧なものを仕上げてから提出しようとするより6〜7割くらいの完成度でとっとと提出してしまって、

他者からのフィードバックや点検を得た方がトータルの完成までの時間も短く済みます。

 

1人で完璧になんて絶対できないので、人からのフィードバックを早めにもらうのは大切です。

仕事を自分で抱え込みがちな人ほど意識してみたら良いです。

 

 

④連携を細かく取る

 

定時で帰るようになって特に意識していることです。他の人と協力して行う仕事をしているときなどに、締め切りを確認し合うことで締め切りを守る効果があります。

 

また、上記の早く取りかかるのところでも触れましたが、

早い段階で上司や同僚とゴールイメージを共有することも重要です。

 

これをしておくとどういう条件を満たせば良いのか最初に共有できるので、

仕事の大きなやり直しは格段に減ります。

微修正だけで良くなるので、仕事が早く終わるようになります。

 

 

⑤整理整頓

学校では大量の紙の資料が配られます。

 

これらで机上が散らかっていては仕事が捗りませんし、必要な資料を探すのにかかる時間も馬鹿になりません。

 

職場の整理整頓は常に心がけておくと良いでしょう。

 

私はここはなるべくデジタルの駆使するようにしています。

具体的にはiPadApple Pencilとグッドノートを購入して紙の資料はほとんどそこに入れています。これによりかなり机上やロッカーを綺麗に保てるようになりました。デジタルの強みである検索もできるので、資料を探す時間も短くて済みます。

 

今は机上には職場のPCと、同僚に宣伝したい本以外は置いてません。

ぜひ、可能な範囲でやってみましょう。

 

 

 

 

おわりに

 

細かいテクニックはまだまだあると思いますが、染み付いてしまっているものもあってなかなか全ては言語化できないので、とりあえずすぐに思いつく汎用性の高い重要度が大きめのものを紹介してみました。

 

自分も含め、若手もベテランも、フルで働ける人もそうでない人も、全ての人が忙しさでつぶれてしまわず、教師としての仕事を楽しめるようになることを願っています。

 

この記事がその一助になれば幸いです。