最近、中学校の子どもたちは学校というブラック企業に勤めているのではないかと思えてくる時があります。
子どもたちの一般的なスケジュールは以下のような感じでしょう。大人も経験してきたことだからなんとなくイメージできますよね。
6:30〜7:30起床、登校準備
7:30〜8:00登校(出勤)
8:00〜16:00教育課程に沿った学習、間に昼食を含めた休憩が1時間(勤務)
16:00〜18:30部活動(人によっては趣味の時間だが人によっては残業、そして強制的にほぼ毎日)
18:30〜19:00下校
19:00〜20:00夕食や入浴
20:00〜21:00家庭学習、中学校では1年生でも1時間は家庭学習することを求める学校は多いでしょう。(持ち帰り仕事)
21:00〜22:00自由時間
22:00〜6:30睡眠
特に何もない一般的な生徒でテキパキ過ごしてこれくらいでしょうか?
ここに習い事や塾がある日もあるし、休日のうち片方の土曜日には半日の部活動(人によっては趣味の時間だが人によっては残業)があります。
ちゃんと書いてみると結構厳しくないですか?
日々2時間ほどの残業で拘束時間は10時間以上。家事をしていないのにも関わらず自由時間は日に1時間ほどしかないし、休日も1/4は毎週潰れます。
なまじ家事をあまりしない大人より全然忙しいと思います。
ましてや子どもなのでメディア時間をコントロールするのが未熟で寝不足になったり、好きでない勉強に手が伸びなかったりというのも理解ができます。というか私はそうでした。
この事の弊害は将来子どもたちが働くときにブラックな労働を強いられてもそれを当たり前と感じたり、我慢してしまうことにあると思います。
もう少し子どもたちに余裕を持たせてもいいんじゃないでしょうか?
大人たちはこれくらいの生活の中で子どもに求めるほど普段から勉強をしているでしょうか?できるでしょうか?
日本人の読書量がさほど多くないというデータがあることからもおそらく大人だってできてないですよね。
子どもは大人の姿を見て育ちます。普段勉強してない大人の「勉強しなさい」に反発するのは当然です。
子どもも大人ももっと働き方や生活に余裕を持たせ、そしてまずは大人がいくつになっても学び続ける姿勢を子どもたちに示していく必要があると思います。
だから私は定時で帰ろうとするし、常に学び続ける大人であろうと思っています。