自分と家族と生徒達の幸せを考え、教育で社会を良くすることを目指す教師のブログ

『学び合い』の考え方を軸にした教育、アドラー心理学、部活動の社会体育化、教師の働き方改革、仕事と育児、お金の教育、人生100年・society5.0時代の進路指導を切り口に、自分と家族と生徒達の幸せを考え、教育を通して社会をよくしていくことを目指して発信しています。

生徒向け発信8:なぜ僕らは働くのか

今回は「なぜ僕らは働くのか」の紹介をします。こちらも読むのは2か3回目です。お気に入りの本です。何度も読んでその度に気づきを得られます。

 

https://www.amazon.co.jp/なぜ僕らは働くのか-君が幸せになるために考えてほしい大切なこと-佳奈-ebook/dp/B084RRK49L/ref=mp_s_a_1_1?dchild=1&keywords=なぜ僕らは働くのか&qid=1628507842&sr=8-1

 

この本を読む意義、おすすめの人

ここ数年で「仕事」に関するニュースが増えました。「過労死」が話題になって以降、「働き方改革」や「ワークライフバランス」など「働く」ことについてこれまで以上に多くの人が考えるようになりました。

私も教師の仕事は過労死ラインを超えて働く人の割合が高いことや、自分自身が寝不足などで通勤中に交通事故を起こした経験からずっと「働く」ことについて考え続けています。

 

こちらの本は中高生をメインターゲットとした本ですが、これから働く子どもたちはもちろん、今働いている大人にとっても役に立つ本です。子どもにとっては「働く」を切り口に人生の予習になりますし、大人にとってはステージや状況によって受け取れるものがあると思います。

著者も述べているように、何度も読み返して欲しい本であり、間違いなくその価値がある本です。

 

構成

1章 仕事ってなんだ?

2章 どうやって働く?どうやって生きる?

3章 好きを仕事に?仕事を好きに?

4章 幸せに働くってどういうこと?

5章 大人も知らない未来の“働く”

6章 いま、あなたたちに伝えたいこと

となっています。それぞれ私が気になったところをピックアップしようと思います。

 

1章 仕事ってなんだ?

・「なぜ働くのか?」の答えの一つは「助け合いでつくられるこの社会の一員になるため。」

人は一人では生きていけないから、自分にできないこと、労力や時間を避けないことを他の人がする“仕事”に助けてもらっている。

そのようにして成り立つ社会に、支えてもらうだけの立場から一員としてメンバーになることが「働く」こと。

 

・どんなものでも一つのものは色々な人の仕事でできている。それらを利用することで私たちは世界中の人と知らず知らずのうちにつながっている。

・ありがとう、感謝を伝える意思表示としてお金を払っている。

 

 

2章 どうやって働く?どうやって生きる?

・人生にかかるお金がどれからいか知ろう。生活費や人生の三大出費など。

 

・仕事と生活のバランスを取ろう。多くの人が仕事は生活の3割を占める。生活と切り離せないもの。時間と心について、生活とのバランスを取ることが大事。大事なことはみんなが同じように働くことではなく、自分らしく無理なく働き幸せを感じられる自分だけのバランスを見つけること。結婚などのライブイベントによっても変わるもの。

 

・バランスを取るために色々な働き方を知ろう。正規雇用、非正規雇用フリーランスなど、その人、その時に合わせた働き方を選ぶといい。

 

 

3章 好きを仕事に?仕事を好きに?

・好きを入口に調べる、広げる、深める。好きなことの周りに沢山の職業がある。

 

・得意なことで人の役に立つことを考えよう。

自分が得意なことを活かして人の役に立つ、自分の性格的に向いていることを活かして社会に貢献する、それが仕事の本質。だから得意なことを切り口にすることもヒントになる。

自分を低く評価したり、他人と比べる必要はない。周りの人が見つけてくれることもあるし、短所の見方を変えて長所にすることもできる。

 

・やりたい仕事を見つけるためにアンテナを張ろう。

今やりたい仕事が決まってなくても大丈夫。好きなこと、得意なことを入口にやりたい仕事を見つけるために、大切なことはアンテナを張って生活すること。

 

・仕事は好きなこと、やりたいことばかりではないけれど、自分次第で好きとつなげたり混ぜたりすることもできる。人生は長いし、やり直しもきくから大人になっても探し続けよう。

 

・仕事を好きに変えよう。

人は誰かの役に立つことで嬉しさを感じられる生き物。それに気づければ、なんとなく選んだ仕事でも、選んだ後に「好き」に変えることができる。また、やりながら夢ややりたいことはどんどん変わっていい。

 

 

4章 幸せに働くってどういうこと?

・お金と幸せは比例していない。つまりお金を稼げば稼ぐほど幸せになれるわけではない。大切なのは自分はどうすれば幸せを感じられるのかを知り、それに必要なお金がどれくらいかを知ること。お金と同じくらい幸せに影響するのが健康と家族。また仕事を作業やお金を稼ぐためのものと捉えるよりも、意義を理解し、人の役に立っていることを感じられる方が幸せに働ける。

 

・仕事で活躍する人は、最初から何でもできるわけではない。失敗して成長して魅力的な人間になることで活躍できるようになっていく。その過程で良いガマンと悪いガマンとがあるので、その見極めは大事。

 

・仕事がうまくいく人の行動の特長は5つ。好奇心、持続性、柔軟性、楽観性、冒険心。

 

・幸せに働くためには成功と幸せを切り離して考えよう。

成功≠幸せ。他人に認めてもらおうとしすぎたり、人と比べたりするのではなく、いまの自分の精一杯を行う。そして時間の使い方は命の使い方。時間を大切に使い、自分の人生の主導権をしっかり握ろう。

 

 

5章 大人も知らない未来の“働く”

・時代ともに仕事も変わっていく。なくなったり生まれたり。これからのキーワードはSDGs

 

・AIとともに仕事をしていくことになる。AIにできないことをする人になるために、仕事をただ“する”人から、人のニーズを見つけ、人の役に立てる仕事を“創る”人になろう。

 

・多様性がどんどん進んでいく。

みんな違って当たり前の社会。自分と違う相手を認め、理解しようとすることが大切。それは、他の人と違う自分自身を認めてもらい、理解しようとしてもらえることにつながる。

 

人生100年時代。

3ステージからマルチステージに変わっていく。そして、仕事や趣味や地域など、多様なコミュニティを持っていることが人生を充実させる。

 

 

6章 いま、あなたたちに伝えたいこと

・学校の勉強で社会に出るための基礎体力をつけ、将来の選択肢を広げよう。ただし、学歴も大事だが、一番大切なのは自分が何をやりたいかちゃんと考えて生きているかどうか。

また、学校に行かなくても生きていく道はあるので全然OK。不登校≠不幸。

 

・働くにはコミュニケーション能力が必要だが、必要な能力は普通のこと。相手を思いやることと自分の意思を伝えること。それさえできれば人と協力したり助けてもらうという生きていく上で不可欠なことができる。

 

・自分の人生にしっかり向き合おう。

自分の生き方を考え、自分で選んで責任を持出るようになろう。時には挫折や困難にぶつかるりそれが人生。それも乗り越えられる力(レジリエンス)も強化していこう。

 

・自分の可能性を信じよう。

ダメなところよりもできないところに注目すればいい。ダメなところは人に頼って協力してもらい、あなたはあなたのできることで誰かの役に立てばいい。

そして、人生に正解はないのだから、幸せ「生きる」「働く」とは?に対する自分だけの答えを自分で創ろう。

 

 

 

いかがでしょうか?

人によって刺さる部分は違うでしょうが、元気づけられたり、ハッとさせれられるような内容があったのではないでしょうか?

冒頭にも書きましたが、この本は中高生はもちろんどの世代の大人にも受け取れるものがある本です。何度も読み返していく価値がある本です。

ぜひ、ご興味のある方は手元に置いて、「働く」について考えようと思った時や悩んだ時、勇気を貰いたいときに読み返してみてはいかがでしょうか。

私もきっと、また読み返すことになると思います。

 

読書数8、生徒向け発信8としてカウントします。

 

f:id:me77391j:20210809214554j:image

f:id:me77391j:20210809214607j:image

f:id:me77391j:20210809214618j:image

f:id:me77391j:20210809214628j:image

f:id:me77391j:20210809214636j:image