丹後先生の生き様公開と仲間づくりのためのブログ

自分・家族・生徒の幸せな生涯のために教育で社会をより良くしたい教師の、生き様公開と仲間づくりのためのブログです。『学び合い』、部活動の地域移行、学校の働き方改革、仕事と育児の両立、お金の教育、人生100年時代のキャリアプランをテーマに毎日発信しています。『学び合い』は知らない人でも、自由進度学習、個別最適化、アクティブラーニングといったワードに関心がある人と仲間になりたいです。

小説の二度読みも割と良かった:君の膵臓を食べたい 読書数16

最近、嫌われる勇気と並行して、「君の膵臓をたべたい」を読みました。昔嫁様や同僚の先輩と映画を見に行ったり、小説も読んだ作品です。いくら良い本を二度読むのにハマっているとはいえ、小説はどうだろうと思っていましたが、かなり前に読んだ作品であることや、基本私は記憶力に乏しくて細かい内容をほとんど覚えていないこともあり、かなり楽しめました。良かったです。

 

面白かったところは以下の点でした。

・青春小説なので、自分の好意に気づいて行く様子やハグの時の感情の動きなどがこそばゆい。

・誰かの役に立てることがこれほどまでに喜ばしいものなのか、他でもない私という存在の価値を実感できることがこれほどまでに嬉しいものなのか、というのがすごく伝わる。

・命はどんな人にとっても平等であり、今この瞬間の価値も皆同じであること。故に今この瞬間を真剣に丁寧に生きることの大切さが改めて感じられる。

 

 

読みながら、本はなぜ面白いのかというのも考えてみました。

私は文章を読むのが遅いので、正直実用書などのように知ってる部分に関しては読み飛ばしもできるものに比べて、小説は読むのにすごく時間がかかるし、エネルギーを使います。それでも、読後はまたこんな良い作品を読んでみたい、次も本を読んでみたいと思います。映画も感動することがありますが、あたりの数でいったら小説の方がよく当たる気がします。なぜでしょう。

ちょっと思ったのは、一つは自分のスピードで読み進められることです。映画は自分の集中力や理解度に関係なく進んでいきますが、小説なら集中できてない時はゆっくり読んだり読み返したり、すぐ読むのをやめたりできます。また、二つ目として、感情や景色や所作の描写が丁寧で細やかなところです。映画ではそれを映像で表現しようとしているので、気づかないものは気づかずに終わってしまいます。アンテナの高くない私は作者の意図したものをかなり読み取れずにみていることが多いでしょう。その点小説だと、文字情報なので自分でイメージしなければいけないところもありますが、人物の感情、周りの風景、所作などが細かく描写されていて、内容にどっぷりと入っていける感じがします。文字情報だけからイメージを膨らませられるのももちろん楽しい部分にもなるでしょう。

そういうのがあるからか、苦手ではあるし疲れるのですが、小説はやっぱり面白いなと思います。

 

数百円で一冊読むのに私なら200ページくらいのもので多分3〜4時間かかるので、かなりコスパも良い趣味です。

一度読んだことのある本ですが、次は

マスカレードナイト(もうすぐ映画公開。多分子供生まれてるから見にはいけないけど。)

そして誰もいなくなった(昔読んでかなり面白かったという記憶だけある。)

この辺を読み返したいと思います。

嫌われる勇気や幸せになる勇気、7つの習慣も読み返したいと思っていたので、夏休みの終わりも見えてきていますが、まだまだ忙しく楽しみたいと思います。