「プリテンドファーザー」を読み切りました。
嫁様が勧めてくれただけあって楽しんで読めました。
育児をしている男性を中心に話が進んでいくあたりも私が共感しやすい内容だったのでしょう。
昨日読んだところでは、
主人公が「親という肩書きは重要じゃない」という考えに対して
理由を聞かれた場面が良かったです。
「だって、子どもを持てばさ、社会的にはそれで親になれちゃうんだよ。なるのは簡単って言ったらあれかもしれないけど、それだけじゃ肝心の中身がともなってないと思うんだ。本当は、子どものために何かをすることで初めて親になるわけで、逆を言えば、その行為によってしか親にはなれない気がするんだよ」
この「行為によって親になる」という表現がとてもいいなと思いました。
嫌われる勇気(アドラー心理学)に出てくる「愛を感情ではなく行為」と捉える考え方に似ています。
私もただ形上の親だけではなく、親らしい行為を積み重ねることによって親になっていきたいです。