丹後先生の生き様公開と仲間づくりのためのブログ

自分・家族・生徒の幸せな生涯のために教育で社会をより良くしたい教師の、生き様公開と仲間づくりのためのブログです。『学び合い』、部活動の地域移行、学校の働き方改革、仕事と育児の両立、お金の教育、人生100年時代のキャリアプランをテーマに毎日発信しています。『学び合い』は知らない人でも、自由進度学習、個別最適化、アクティブラーニングといったワードに関心がある人と仲間になりたいです。

ストック型からフロー型へ

現在ちきりんさんの「未来の働き方を考えよう」の本を読み進めています。

もう少しで読み終わりそうなのですが、昨日読んだ部分についても面白いなと思った部分があったので先にアウトプットしておきます。

 

「ストック型からフロー型へ」という内容が書かれていました。

これまではお金や人間関係やモノなどについて、ストック型の思考が主流でした。いかにたくさんのお金やモノを持つか、蓄えるか、いかに多くの人との人間関係を作っておくかが人生の豊かさに大きく影響してきました。

 

しかし、人の寿命がのび、人生100年時代と呼ばれるようになった昨今では、このストトック型よりもフロー型の方が心豊かに生きやすいというのです。

ストック型の弱点は、特にいわゆる定年退職後の老後の時期になると、「あとは蓄えてきたものを切り崩すしかない」「これで十分足りるだろうか」と不安になる点にあります。

一方フロー型です。フロー型の思考はお金、モノ、人間関係などについて「多くは持たなくても良いけど新しく手に入れられ続ける力をつけよう」という発想です。

この考え方であれば、幸せに生きていくのにさほど多くのものは必要ないというミニマリスト的な考えに気付きやすいですし、いわゆる老後と呼ばれるような年齢になっても、新たにお金を稼いだり人間関係を築けるので、ストック型の抱えるような「残っているもので不足しないようにどうするか。」「不足しないような量を蓄えるにはどうするか」という不安を抱えなくて良くなります。

 

長生きする人生においてはストック型よりもフロー型の方が向いています。すると私たちは「いかにたくさん蓄えるか」よりも、「自分が稼ぎ続けられる力をつけようとすること」「新たな人間関係を築き続けられるような力をつけようとすること」が必要になってくるということです。

 

特に人間関係もフロー型というのは面白いと思いました。子どもたちにもこの視点をお持たせたいと思います。ちきりんさんの本は他にもあるので、もう少し読みたくなってきました。