丹後先生の生き様公開と仲間づくりのためのブログ

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読書記録:「マンガで読む ぐっすり眠る赤ちゃんの寝かせ方」

 

はじめに

 

今回は「マンガで読む ぐっすり眠る赤ちゃんの寝かせ方」という本を読んで学んだので紹介します。

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選書の理由(解決したかった課題)

内容・構成の紹介

おすすめの人

私の読書メモ

という順で紹介します。

 

 

選書の理由(解決したかった課題)

 

4月に生まれた我が娘の睡眠状況が始まりです。

 

3〜4ヶ月頃までは

「息子と違って置いておいても寝ていってくれるし、申し訳ないくらい楽だね〜」

なんて言っていたのですが、

4〜5ヶ月頃からその状況が崩れて我々にも心配や困り感が出てきました。

 

・抱っこでないとなかなか寝てくれない

・朝寝や昼寝のリズムが掴めていない

・夜、まぁまぁ起きる

という具合です。

 

この娘の睡眠に対する心配や困り感を減らすことが目下の解決したい課題です。

 

嫁様のほうが私より早く困り感が出ていて本を読んだりInstagramで情報収集してくれていたのですが、

今回の本は嫁様的にも内容がよく、私も興味深かったので一緒に読ませてもらいました。

 

 

内容・構成紹介

タイトルからも分かる通り、赤ちゃんや幼児くらいまでの子どもに特化した睡眠の本です。

 

私も睡眠に関する本はいくつか読んで学んできたので基本の内容はかなり入ってる方だと思いますが、赤ちゃんや小さい子どもの寝かしつけとなるとわからないことが多いです。

そこに特化した本ということで今回の私達にドンピシャでハマりました。

 

著者は「日本人初の乳幼児睡眠コンサルタント」(そんな人がいるんだ!と驚く人が私含めて多そうですね。)ということで、

科学的根拠に基づいた内容なのが理科教師をしている私としてはとっつきやすかったです。

 

構成は4章構成で

1章 「睡眠の土台」について

2章 赤ちゃんの「本当の特性」

3章 悩み別のトラブル対処法

4章 ねんねトレーニングのメソッド紹介

となっています。

 

1.2章を読めば基本的に大事にしたいことはおさえられると思うのでここだけでもおすすめです。

あとは特定の悩みがある場合は3章で読み、本格的にセルフねんねへ向けてのトレーニングをしたい場合は4章を読めばいいと思います。

 

 

おすすめの人

 

小さい子どもを育てている保育者全般です。

ママはもちろんのこと、「保育者」なのでパパ、同居していたり頻繁に関わりがあるのであれば祖父母などの協力者も読むと良いです。

 

特にセルフねんねのトレーニングでは最初は泣くのを我慢しなければならないので、家族の一致団結は不可欠です。

 

タイトルは赤ちゃんとありますが、

就学前のお子さんがおられる家庭もいいでしょうし、

我が家のように複数子どもがいて寝かしつけに困っている方

にもおすすめです。

 

子どもがしっかり寝てくれると保育者は安心して自信を持って子育てに臨めます。

まとまった時間が取りやすくなり、保育者の自分時間確保にも大きな助けになります。

そこに魅力を感じる方はぜひ読んでほしいです。

 

 

私の読書メモ

 

以下は私が読んでいて学びになったところのメモになります。

購入検討のお役に立てれば幸いです。

 

 

・睡眠の土台とは

活動時間、睡眠環境、幸福度、ねんねルーティン

の4つがある。

 

・活動時間とは

小さい子には元気で活動していられる限界の長さがあり、活動時間と呼ばれる。活動時間以上に活動していると疲れすぎてうまく眠りに入れない現象が起こる。

活動時間が切れる前から寝かしつけを始め、切れる頃には寝入っているのが理想。

 

・活動時間を踏まえて、

朝寝と夕寝の時間だけは気をつける。

昼間は気にしすぎると保育者の行動が制限されすぎるので、そこまで気にしないでいい。

 

・睡眠環境とは

睡眠環境は光、音、温度と湿度、服装、安全性の5つ

 

寝入ったときと同じ睡眠環境を維持するのが大事。でないと赤ちゃんが目が覚めたときに不安になって自力で寝付けなくなる。

 

・一番は保育者がハッピーであること

保育者が笑顔じゃないと子どもも笑わない。

 

子どもの幸福度は親の幸福度とリンクしている。

 

すべての保育者には自分を大切にしてほしい。

 

まずは自分を満たさないと他の人を満たすことはできない。

 

幸福度は目に見えない分気づきにくいから気をつけたい。

 

触れ合いは量より質。赤ちゃんと1対1の時間を1日5分でいいので作る。他のことは何もせず。

 

保育者の幸福度を上げるために有効な方法。

運動と睡眠。

SNSを減らして家族や友人とコミュニケーション。

感謝の時間。

人のために行動、会話。

1日5分程度のメディテーション

 

理論上よくないことでも(添い乳など)、

キツい状態を乗り越えるための一時期のことであり、

保育者がハッピーなのであれば続けても大丈夫。

1番大事なのは保育者がハッピーであること。

 

・ねんねルーティンのメリット

ねんねルーティンがあることで子どもが安心して睡眠に入っていける。

 

45分程度の簡単にできるもの。

 

授乳と睡眠の間に何かあるといい(絵本など。)添い乳だと起きたときにおっぱいがなくて不安になって泣いてしまう。

 

ルーティンは刺激の少ないものがいい。

 

我が家のねんねルーティンは改善の余地あり。45分という目安時間はまずまず。ただテレビをつけているし、落ち着いたトーンになってないかな。

テレビの時間を読み聞かせに変えたら良さげ。

 

・赤ちゃんには一人で寝る力がある

お腹の中では一人で寝ていたから一人で寝る力はある。確かに!泣いた時はすぐに抱っこしない。

3分くらい様子見→静かな最低限の声掛け→トントン→抱っこ

トントンも抱っこもそれで寝かしつけるのが目的ではないので、落ち着いたら完全に寝てしまう前に床に置いてあげる。

 

・昼寝のポイント

3ヶ月以降は昼寝時も暗くする

 

昼寝のときも短めのルーティンを。

授乳→絵本→寝かしつけ

 

・添い乳脱却対策

添い乳脱却のためのプルオフメソッド。

根気強く、一貫性を持って。

 

・早朝起きてしまった場合

別室に移動するのではなく寝室で過ごすのがおすすめ。

 

テレビなど見せると、起きると見られると覚えてしまう。

 

6時までは寝室にいて、6時になったらカーテンをあけ大げさに「おはよう!」

 

・背中スイッチへの対策

背中スイッチの原因は環境の変化。

 

対応は活動時間が切れる前に起きている状態で寝床に起き、自力で寝る力を出してあげること。

 

過渡期には、赤ちゃんの睡眠が深くなる寝てから15-20分タイミングでおいてみる。ねんねルーティンも有効。

 

・二人の子どもの寝かしつけ

二人いる場合、下の子が1歳前で上の子がまだ昼寝が必要な幼児の場合別々の寝かしつけがおすすめ。

 

下の子を先に寝かせ、その後上の子と1対1時間をとり、上の子を寝かしつける。

 

・ねんトレは家族の理解が必要

ねんトレは家族全員の意思が固まっていることが大事。

 

お金や食のこととかと同じ感じだね。

 

・ねんトレは必要?メリットは?

ねんトレの悪影響は報告されていない。

 

一時的に子どもが激しく泣くことより、親子の良質な睡眠とママ・パパの精神安定につながる方がはるかにメリット

 

 

おわりに

 

いかがでしたでしょうか?

興味を持たれて、困っている状況にある人が学んで状況改善できると私も嬉しいです。

我が家も挑戦し始めたところなのでこれから時間をかけて頑張ります。

まずは睡眠の土台づくりからやります!

 

セルフねんねに対しては「かわいそう」と思ってしまう気持ちもあるかもしれませんが、科学的なデメリットは報告されておらず

 

・子どもがしっかり寝てくれると保育者もよく眠れるし、保育者は安心して自信を持って子育てに臨める。

・まとまった時間が取りやすくなり、保育者の自分時間確保にも大きな助けになる。

 

というメリットがあるならば私はアリかなと思っています。

 

魅力を感じる方はぜひ自信を持ってやってみたらいいと思います。

 

#読書記録

#マンガで読むぐっすり眠る赤ちゃんの寝かせ方