「60歳からはやりたい放題」という本を読みました。
きっかけは母が読んでいたのを見かけて嫁様が貸してほしいと言っていたそうで、貸しに来てくれたものを私が横入りして先に読ませてもらいました。
流石に60歳以降向けの本を読むのは早すぎる気もしましたが、
20代、30代、40代向けの本くらいまでは読んだことがありますし、
どうせ人は皆老いて、私だって60歳以降になる確率は高いのだから今から見通しを持っておいても損はないだろうと思って読むことにしました。
私は30歳ですが、もう少し上の方も下の人も人生という時間を鳥の目で俯瞰するためにも読んでみてもいいのではないかと思います。
以下、私が学びになったところの紹介です。
多くの人が自分の人生設計を考える上での参考になると思います。意外とかなり先の年齢を対象にした本を読むのもおすすめです。
「7つの習慣」の第2の習慣にあるように「終わりを思い描くことから始める」のは大切ですから。
不安の正しい使い方
日本人は特に不安を感じやすい性質があるそうです。60歳以降の人生の下り坂に不安を感じ備えるのもいいですが、過度になってはいけないみたいです。
不安の正しい活かし方は「正しく恐れる」こと。そのために確率を交えて考えること。
日本に長生きの専門家はいない
病院に行って医師の言うことを聞くことも大切ですが、場合によっては自分の意思を反映してくれない医師にあたってしまうこともあります。
そんな時、なんでも言う事を聞かなければと思いストレスになるくらいなら、適当に流すくらいがいいという考え方が紹介されていました。
理由としては
そもそも医師の意見も一枚岩ではなくいろんな意見の人がいること
そして、医師とはいえ長生きの専門家と呼べるような人はいないこと
が挙げられていました。確かに。
最終的には自分が信じた自分の身体に合うと感じる方法を選択したり、自分の価値観に合った医療行為をしてくれる医師に頼れるようにするのがいいのでしょうね。
認知症への印象
認知症になってもかなりの期間幸せに生きられる。
認知症=可哀想、ではない。
脳トレよりも運動や楽しいと感じることをする。家事(日常生活)を自分ですることも認知症予防になる。これは「家事か地獄か」でも出てきた考え方ですね。
ガンへの印象
ガンは治療を無理にしなければ死ぬ1〜2ヶ月前まで症状が出にくい。だからこそ気づくのが遅れやすい側面もあるが。
余命は限られるが楽しく生きられると考えれば、理想的な死に方かもしれない。
QOLを重視するか、寿命を重視するか。
ガンになった年齢によっては無理に治療するよりもQOLを重視した生活をしたいかも。
自分の介護をどうするか
子供に介護を期待しない。
介護離職すると介護という生きがい(仕事)と親という大切な存在の両方を同時に失ってしまう。そのリスクがでかい。なるほど。
介護はひとりで抱えずなるべく他人の手を借りること。
介護保険や生活保護の利用をためらわない
大切なのはセーフティーネットを知っておくこと。
日本のセーフティネットはしっかりしているが、多くは「知っている人が手続きをすることによって」受けられるもの。情報は大事。
子への財産はたくさん残した方がいい?
財産を残しすぎない。トラブルのもと。
残すくらいなら子どもに投資したり、自分の面倒を見るためや自分の楽しみのためにお金を使う。
#60歳からはやりたい放題