先日読書会にも参加した「ニュータイプの時代」を読みました。
https://www.amazon.co.jp/dp/B07SSY4LJ9?ref_=cm_sw_r_mwn_dp_ZN1VFP69FXMTR8MWR889
選書の理由
8月にお金の勉強目的で読んでいた西野亮廣さんの本の中で、山口周さんの本は面白いと紹介されていて興味を持ったのがきっかけです。
まずこの本を選んだのはタイトルが自分のアンテナに引っかかったからです。タイトルから今後の時代を生きていく上で必要な考え方が紹介されていると予想しました。
これからの社会を生きていく子ども達を教育する立場である教師は、今後の社会の変化を学び続ける必要があります。その為山口さんの本でも本書を最初に選びました。
読み方とメッセージ
ページ数は多いですが読みやすい本です。
1章で今後の社会の変化のメガトレンドが6つ紹介され、その後の章で新しい時代に合った考え方を24個、ニュータイプとオールドタイプというふうに対比しながら紹介しています。
章のタイトルにもニュータイプとオールドタイプの考え方が書かれてますし、章の最後には「まとめ」が書かれているので、タイトルとまとめを読むだけでもかなり内容が掴めます。
本書のメッセージは大体以下のような感じです。
20世紀の後半から21世紀の初頭にかけて高く評価されてきた、従順で、論理的で、勤勉で、責任感の強い、いわゆる「優秀な人材」は、今後「オールドタイプ」として急速に価値を失っていくことになる。
一方、このようなオールドタイプに対置される、自由で、直感的で、わがままで、好奇心の強い人材=「ニュータイプ」が、今後は大きな価値を生み出し、評価され、本質的な意味での「豊かな人生」を送ることになる。
本の内容を参考にして読者も自分なりのニュータイプについて考えて、アップデートしていって欲しい。
おすすめの人
おすすめの人は
・これからの人材を育成する立場にある教師および教育関係者
・これからの人材となっていく子どもたち
・これからの人材となる子を持つ大人たち
・まだまだこれからの人材として社会を乗り越えていかねばならない大人たち
こんなところです。
ざっくり内容紹介
1章で紹介されている今後の社会の変化のメガトレンドは
- メガトレンド1 飽和するモノと枯渇する意味
- メガトレンド2 問題の希少化と正解のコモディティ化
- メガトレンド3 クソ仕事の蔓延
- メガトレンド4 社会のVUCA化
- メガトレンド5 スケールメリットの消失
- メガトレンド6 寿命の伸長と事業の短命化
この6つになります。
これを見て「聞いたことある!」「面白そう!」となる人はかなり読みやすいと思いますし、全く聞いたことない人は余計に読むといいと思います。
このメガトレンドを受けて、例えば2章ではこれからの価値の創造の仕方として
- 2章 価値創造
- 問題が枯渇している現在、問題を解決する力より問題を発見、課題を設定する力が求められる。
- イノベーションなんてねらってできることではないから、手段にこだわらずにとにかく課題の発見と解決にこだわる
- 未来予測も大事な場面ほど理論上外れてしまうので、予測するのではなく自分が実現したい未来をつくっていく。
というような内容が紹介されています。
以降
- 3章 競争戦略
- 4章 思考法
- 5章 ワークスタイル
- 6章 キャリア戦略
- 7章 学習力
- 8章 組織マネジメント
と続きます。
とても学びになる一冊でおすすめです。
一緒に今後の社会の変化とそれに合わせて必要な考え方を学んでいきましょう。
#読書記録
#ニュータイプの時代