ドリルパークを活用する際の2つの課題
昨日、職場のアカウントでミライシードにログインして久々にドリルパークを見てみました。教師用アカウントでは生徒みたいに実際に問題を解くことはできないようでしたが、どんな問題があるかとか問題ごとの正答率なんかがみれました。
ドリルパークを活用していく上で私が感じている課題が2つあります。
1つ目は生徒に効果的にドリルパークを使ってもらうための指導です。
ポイント制度があって意欲を高めようとしているのはいいのですが、ポイントを稼ぐのが目的化してしまって、同じ問題を何度も取り組んで機械的に正答しポイントを獲得するだけになってしまっている生徒を何度か見かけました。
せっかく間違えた問題だけを繰り返し出題してくれる個別最適化に寄った機能もあって効果的な「想起」がしやすくなっているので、効果的な学習の方法をまず伝えて、ツールを有効に利用できるような援助が必要だと感じました。
2つ目は文脈依存性(領域固有性)の観点からテストにどう活かすかです。
『学び合い』の研究段階の本で文脈依存性(領域固有性)という概念を知りました。
「知識とは文脈に依存しているものなので、テストで問題形式や図の見た目が変わるだけで身につけていた知識が十分に発揮できないことがある。」というようなものだったと記憶しています。
そのため、私は定期テストを作るときは必ず一定の割合で生徒に使用させているワーク、プリント、教科書などから問題を作成します。
生徒の使用している教材で見たことのない出題形式や図の問題の割合が多いと、努力して身につけた知識を十分に測れないと考えているからです。
ということは、ドリルパークを利用する際にもテストを作成する時はドリルパークの問題を利用して作成をする必要があります。
難しいのはここからです。複数の先生で1つの学年を担当する場合、他の方にも理解してもらって協力してもらわねばなりません。
私もそうですが、先生方はそれぞれテストの作り方にこだわりがあることが多いです。「思考力を問うためにはなるべく初見の問題の割合を増やした方がいい。」と考える先生もいらっしゃいます。
学校が忙しく教科部会などの時間も限られている中で、テストに対する考え方に折り合いをつけ、うまく利用していくのが私はまだ上手ではありません。
課題はありますが、教育においてもDXの方向性が今後の社会を生き抜いていく上で重要になってくるのは間違いないと考えているので、なるべく自身の教育実践に取り入れていきたいところです。
つかみ食べが捗る娘
最近娘のつかみ食べの意欲がすごいです。おやつの赤ちゃんせんべいだけでなく、バナナ、パン、ホットケーキ、卵焼き、お焼きなど、色々なものをつかみ食べします。
こうして運動機能は高まっていくのでしょうし、食欲もあるのでいいことです。見ていてもとても可愛いです。
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