丹後先生の生き様公開と仲間づくりのためのブログ

自分・家族・生徒の幸せな生涯のために教育で社会をより良くしたい教師の、生き様公開と仲間づくりのためのブログです。『学び合い』、部活動の地域移行、学校の働き方改革、仕事と育児の両立、お金の教育、人生100年時代のキャリアプランをテーマに毎日発信しています。『学び合い』は知らない人でも、自由進度学習、個別最適化、アクティブラーニングといったワードに関心がある人と仲間になりたいです。

教科書を読めない子どもたち

以前「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」という本を読みましたが、今日「ああ、こういうとなのかな」と実感したことがありました。

https://www.amazon.co.jp/AI-vs-教科書が読めない子どもたち-新井-紀子-ebook/dp/B0791XCYQG/ref=mp_s_a_1_1?dchild=1&keywords=教科書が読めない子どもたち&qid=1626336107&sprefix=教科書が読めない&sr=8-1

 

例えば、教科書の実験の操作方法でこのような場面があります。

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これを読んだら多くの大人なら、2本のうち一本に火のついた線香を入れ、もう一本に石灰水を入れると思います。

 

しかし、いくつかの班では火のついた線香を入れた後に、同じ試験管に石灰水を入れていました。

 

教科書の文章を読んでもそのことが理解できていない。きっとテストの問題文とかでも同じようなことがたくさん起こっているのだと思います。

 

もう一度本を読み直してどのような指導が効果的なのか勉強したほうがいいだろうか。

 

少なくともこのことを自覚して、出来るだけ生徒を鍛えられるような授業をしたほうが良さそうです。これからも細かく説明しすぎるのではなく、ちゃんと教科書を読んで実験できるようにすることを求めていきたいと思います。