丹後先生の生き様公開と仲間づくりのためのブログ

自分・家族・生徒の幸せな生涯のために教育で社会をより良くしたい教師の、生き様公開と仲間づくりのためのブログです。『学び合い』、部活動の地域移行、学校の働き方改革、仕事と育児の両立、お金の教育、人生100年時代のキャリアプランをテーマに毎日発信しています。『学び合い』は知らない人でも、自由進度学習、個別最適化、アクティブラーニングといったワードに関心がある人と仲間になりたいです。

部活がなくなると喜ぶ生徒、そういう生徒を見て良く思わない教師。

昨晩から石川県では大雪の予報になっており、風も強いため、本日は部活動はせずに放課後すぐに全員帰宅という指示がありました。

 

その指示が放送で行われた時、多く生徒の口から出てくる言葉は「やった!今日部活休みや!」です。

 

そして、そういう生徒がいるであろうことを想定して職員室では「なんたることだ!」という会話が起こります。

 

これらを見ているととても悲しくなります。何でこんなどちらにも良くないことが起こってしまっているんだろう。

 

休みになって「やった!」という声が多いということは生徒たちは普段の活動量が多いと感じているということです。教師だって部活動の指導をしたい人ばかりではなく、休みたいともらす人もいます。利害は一致しているはずなのにその方向にはなかなか進まない。

もっとゆるい活動の部活があっても良いのに。

 

部活がなくて「やった!」という生徒に腹を立てる教師は何故腹を立てるのでしょう。自主的な活動なんですから活動量が多いと感じているなら減らせば良いだけです。教師の側だってゆとりができます。

「こんなに身を削って指導してあげているのに本気になってくれないなんて腹が立つ!」や「勝つためには練習しなくちゃだろう!」と考えてしまうんでしょうか。

練習量の少ない部活や、勝つことが目的ではない部活があったっていいのに。難しい。

 

もっと多様であれば良いなと思います。

 

慣習や仕組みに動かされることで、お互いに無理をして、お互いにすれ違ってしまっているこの状況がもどかしいです。

 

少しずつ、変えていければ良いな。