昨晩から石川県では大雪の予報になっており、風も強いため、本日は部活動はせずに放課後すぐに全員帰宅という指示がありました。
その指示が放送で行われた時、多く生徒の口から出てくる言葉は「やった!今日部活休みや!」です。
そして、そういう生徒がいるであろうことを想定して職員室では「なんたることだ!」という会話が起こります。
これらを見ているととても悲しくなります。何でこんなどちらにも良くないことが起こってしまっているんだろう。
休みになって「やった!」という声が多いということは生徒たちは普段の活動量が多いと感じているということです。教師だって部活動の指導をしたい人ばかりではなく、休みたいともらす人もいます。利害は一致しているはずなのにその方向にはなかなか進まない。
もっとゆるい活動の部活があっても良いのに。
部活がなくて「やった!」という生徒に腹を立てる教師は何故腹を立てるのでしょう。自主的な活動なんですから活動量が多いと感じているなら減らせば良いだけです。教師の側だってゆとりができます。
「こんなに身を削って指導してあげているのに本気になってくれないなんて腹が立つ!」や「勝つためには練習しなくちゃだろう!」と考えてしまうんでしょうか。
練習量の少ない部活や、勝つことが目的ではない部活があったっていいのに。難しい。
もっと多様であれば良いなと思います。
慣習や仕組みに動かされることで、お互いに無理をして、お互いにすれ違ってしまっているこの状況がもどかしいです。
少しずつ、変えていければ良いな。