教師になって、いじめについてちゃんと考えるようになりました。我がクラスで起こることが怖くてならないからです。
学んでいて一番最初に驚いたのは、いじめの構造の話です。被害者、加害者を中心に囃し立てる観衆がいて、さらに周りに黙認する傍観者がいる。それら全ての人によっていじめは成立している。
いじめの登場人物に被害者と加害者しかイメージしていなかった教師になりたての私にとっては結構衝撃の事実で、これを知ることにより幾分指導がしやすくなりました。
次に衝撃を受けたのは、西川教授の本で出てくる「逃げられることの重要性」の話と「人は理解しているから行動するのではなく周りのみんながやっている・大事にしていると思っているから行動する」という話です。
この2つを知ってから生徒に逃げ場を作るようにすることや、集団の全体にいじめはいけないことという文化を定着させることを意識するようになりました。それが全員にとって得であることを踏まえて語るようにしています。
本日、新学期初日の学活で、生徒指導から提案の2学期に行ったいじめアンケートの結果からいじめについて考えることをしました。2時間の内容なので、来週もう1時間その時間があります。みんなでいじめについて考え、全員がいじめって良くないよねと思っていると思わせるチャンスかと思うので、一緒に考えながら過ごしたいです。