今日の内容は女性側の反感を買うことになるかもしれません。
昨日嫁様との会話で自分の中では新しいと感じる視点をもてました。
どんな視点かというと、
「男性の家事育児参加は男性だけが頑張るものではなく、女性も一緒にしなければならないこと」
と言う視点です。
これまでも「ふたり同時に親になる」や多分「ポストイクメンの男性育児」でも紹介されてはいた考え方だったんですが、どちらかというと「男性が変わらないといけないでしょう!」と男性に厳し目の立場に立って発信することが多かったので私は腑に落ち切ってなかったようです。
それが、嫁様との会話で「確かにそれだけじゃダメなんだよね。」と思えました。
「男性の家事育児参加は男性だけが頑張るものではなく女性も一緒にしなければならないこと」
について、具体的にもう少し書きます。
例えば以前にも何度か発信していることですが、
男性が育休を取ることに対して微妙な反応をする女性もいて、
そう言う方達の口からは
「男性に休まれても洗濯物や食事の負担が増えるからあまり意味を感じられない。それなら外で稼いできてくれた方が…。」
と言う意見をよく聞きます。
私もこれを聞くと
「男性ももっと家事も育児もする時間を取らないと!」と男性に厳し目の立場に立ちがちなのですが、
嫁様との会話より
・そう言うふうに話す女性は女性がやるべき事をやっているんだろうか?
・ちゃんと家事や育児を手放すことをしているのか?
・女性側は本当に協力してやろうとしているのか?
と言う疑問が出てきました。
確かにそう言われると3つほど私も気になる点があります。
①女性の方も、男性に対してSOSや要求を出しておらず一人で抱え込んだまま不満を募らせているだけになっていないか。
②「ふたり同時に親になる」でも女性に必要なこととして、
・家事育児を一人で抱えることに対して白旗をあげ、素直に助けを求めること。
・家事育児を手放す勇気を持つこと。
が書かれていたが、それを女性側はできているだろうか。
③「ふたり同時に親になる」で、
「家事育児を協働してやる場合、互いのやり方に違いがあるのは当然のことで、一家の中に家事育児において複数の流儀が混在するのがこれからのスタンダードになる。それは女性も受け入れなければいけないし、質の高い家事育児が女性一人で行われるよりも、質が落ちても女性と男性の二人で担えることの方が大事だ。」
と紹介されていました。
女性はそのことを受け入れられているでしょうか。
以上が私も気になった点です。
よく女性側で行われる会話の中では、
「女性の側にも家事育児のやり方に強いこだわりがあって、そもそも男性に手放して協力してやろうなんて考えていないんだろうな。」
と感じることはあります。
手放そうとすればこれまでと違うやり方に適応しなければならないという「環境の変化への適応」という負荷がかかりますし、そのためにパートナーとコミュニケーションを密に取らなければならないので「コミュニケーション」の負荷もかかります。
それくらいなら「このままでいる方が楽」と考えてしまっているのかもしれないとも推測してしまいます。(アドラー心理学における考え方です。)
変化するにはコストがかかり、それを受け入れるには柔軟性、勇気が入ります。
もちろん、男性側の関わりが足りていない分野なので男性側も考え方ややり方を変えていくことは必須なのですが、家事育児はパートナーのどちらかが頑張るものではなく協働してやることだからこそ、取り組む姿勢も男性だけではなく当然女性側にも必要です。
ここまで話を一般化してくると私も少し自信を持って語れます。
・勤務時間外の部活動顧問を断る
・周囲に男性の育休や時短勤務の事例がないながら主体的に取得する
という周囲に流される・合わせるだけでなく自分で考えて社会の変化に合わせた行動をしてきました。
側から見れば
・時間外の部活動の顧問をあの人だけやってなくて楽そうだな
・男性が育休をとって何するんだろう?
・男性なのに育児のための時短勤務とって楽しそうでいいな
という、羨ましい側面ばかりが見えるかもしれません。
しかし、これまでの常識と違う選択をすることにはそれなりのリスクとコストがかかります。上記のようなことを周りの人に思われるかもしれないというのもその一つです。
それでも勇気を持って選ぶにはそれなりに気合いや情報が必要です。
私は、男性にも女性にもその気合いを持って互いの幸せのために家事育児に望んでいってほしいと願っています。
最後に、もう一つ嫁様との会話で出てきたのが
「ママさん向けの家事育児と仕事の両立方法を紹介する講座なんかはあるけど、
家事育児の負担の多くを女性が担っていることが前提で、
男性と共に家事育児に取り組めるようにしていこうとする人をサポートする講座はないかも。」
ということでした。
「家事育児を男女共にやっていきたいと思っている男性や女性に向けた講座」
誰かやってませんかね?
知っている人がいたら紹介して欲しいですし、やはりあまりなさそうであればそういうところにもニーズがあるのかもしれません。
今日の珍しく女性に対して厳し目の意見を述べた記事を読んだ女性は、そして男性はどう感じられたでしょうか。
一緒にこの問題について考えていきたいです。
自分の幸せのために。
そしてゆっくりでも常識を変えていき、我が子や孫の世代にはより良い社会を手渡していくためにです。
一緒に頑張りましょう。
#男性の家事育児