〈育休をとったパパとしてママのお話し会に参加してきました〉
嫁様の伝でママのお話し会に混ざらせていただきました。男性の育休の話をするということだったので育休中のパパとしてノリノリで参加してきました。学び多き時間になってよかったです。
私が聞かれることもたくさんありましたし、私はママさんたちに
①旦那さんに育休をとってもらえたら嬉しいか。どんなことをしてもらえたら助かるか。
②男性が育休を取るにあたって障害になっているものは何だと思うか
この二つを聞いてみようと思って臨みました。
「①旦那さんに育休をとってもらえたら嬉しいか。どんなことをしてもらえたら助かるか。」に関するママさんたちの話
・期間が短かったり、自分の休暇だと捉えてしまうような「とるだけ育休」だと困る。それで「育休とったでしょ」と言われても…
以前にも発信しましたが、2020年度の男性の育休取得率は12.65%。この中で2週間以上の育休を取得した人に絞ると3割に、3ヶ月以上は7%ほどに下がります(データは近年のデータが混在しています。すみません。)。つまり、2週間以上の育休を取る男性は全体の5%以下、3ヶ月以上となると全体の1%以下になってしまいます。
期間が短いとどうしてもイベントレベルの育児になっていまって生活レベルになりにくいと思うので、最低1ヶ月くらいの育休を取れる男性がもっと増えていくことが大事だなと改めて感じました。
・男性への朗報
男性の皆さん、朗報です。育休男性に家事力は必須ではないようです。
よく子育て支援室などでの会話で、「男性に育休を取られても家事育児をちゃんとしてもらえないと手がかかる人が増えることになるので困る。」という内容を聞いたので、この会でそうとも限らないという意見を聞けてホッとしました。
家事力はあるに越したことはないです。当然です。共働きが一般的な時代なので男性も家事育児で共家事、共育児すべきです。
でもママさんの声はこんなものがありました。
「子と遊んでくれればその間に自分が家事をできるので助かる。」
「育休をとったからといってママと同じことをできなくてもいい。」
「大変なのを一緒に共有した経験が大事。あとで育児のことで相談をした時にわかってもらいやすい。2人での達成感がある。」
これらの声は私をとても勇気づけてくれましたし、世の育休を考えている男性方、その奥様方にも知ってほしい考え方でした。
特に私も一緒に育児の楽しさも大変さんも共有できていることをすごくよかったと感じているので、大変共感しました。
「②男性が育休を取るにあたって障害になっているものは何だと思うか」に関するママさんたちの話
・上から育休を取ることを勧められるところもあるけれど、穴埋めをしてもらえないから結局難しい。昇格、収入源、周囲にどう見られるかなども気になるみたい。
職場によるのかもしれませんが、空いた穴を埋めるのは管理職や人事の仕事であって育休取得者本人の仕事ではないと思います。もちろん、円滑に引き継ぎができるような努力は育休取得者に必要なことです。
・育休を取りたい男性の意向を早めに確認し、穴埋めをできるようバックアップする
・そもそも多少人が減ってもやっていけるくらい業務を見直したりチームの生産性を上げたりする
これくらい管理職に求めたいと思うのは贅沢でしょうか?しかしそれでも、「育休取得者に空いた穴のことカバーさせるのは違うと思うし、それじゃ取れないよな。」と思います。
昇格、収入源、周囲の目も気になるテーマでした。それぞれの価値観によってここは自分でコントロールしやすいところかなとも思うので、自分はどう考えているのか、整理してみたいと思います。
他にも、以下のような話題がありました。
・家事育児は仕事と同じくらい大変
まだまだ外での仕事と比べて軽視されがちな家事育児ですが、やったらわかる、めっちゃ大変です。何かの本で専業主婦の家事を年収換算すると300万くらいになると書いてあるのを読んだこともあります。
私が一番大変だと感じているのは「時間のコントロールが全くきかない難しさ」です。
仕事であれば、結構仕事術系の本も読んだので、時間や業務のコントロールをすることができます。忙しい時間を分散させたり、脳の働きによって時間でやることを変えたり。
でも赤ちゃん相手だとそれが全然使えません…
赤ちゃんのペースで泣くし寝るし食べるし遊ぶし。こちらはそれに合わせて隙間時間を使いながら動くしかありません。買い物だって大人1人じゃないので想像してるより大変です。
これを男性が生活レベルで経験するだけでも育休取得の価値があると思います。
・子育てする男性のリフレッシュも大事
ママ向けのお話し会やヨガのようなリフレッシュできる場は結構あるけど、男性のそのような場はまだ少ない。私もオフラインでは育休中の男性にまだ出会えていないので(結構子育て支援室やママさん向けのイベントにも顔を出しているんですけど…)、オンラインのパパ育コミュに参加しました。
子育てを同じようにするなら、リフレッシュの場も同じように整ってくると良さそうだという話でした。女性も男性も変わらず、1人の時間・趣味の時間があると、心の健康によくて家庭の空気が良くなります。
我が家でも2人で育休をとっている状況を利用しまくってお互いのフリーの時間を意図的に作るようにしてきましたが、やはりこれも男性の育休取得率のアップに必要なことだと思いました。パパ育コミュも利用して、私もそういうことの一助にもなれたらいいなと思います。
・私が育休をとった理由を改めて考えてみた
最後に、会の場では頭から飛んじゃって話せなかったのですが、私が育休をとった理由を改めて整理してみました。
一応以前にも書いてました。
大きく3つあります。
①私が子育てをしたかった。
②嫁様に子育ての負担が偏るのを軽減したかった。
③男性の育児参加の流れを加速させたかった。
特に会の中で、「自分の父親の様子を見て、父が育児を母ほどしないのが当たり前になっているということがある。育ってきた環境は大事。」という話が出たので、③について改めて意識しました。
私が育休を取得する姿は今の学校の生徒たちに見せられるし、その期間で感じたことを伝えることもできます。それはこうしてブログとしても可能です。
多くの子どもたちに関わる立場である私が育休を取得する姿を見せることは、少なからず彼ら彼女らのこの後の人生に良い影響を与えられるのではないかと期待しています。そういう視点からも、教師が育休をとることの意義って大きいです。
あとは①についても思い出したことがあります。
ママさん達の会話を聞くうちに、こんなこと言うと敵を作りそうですが、「世の男性は子どもを誰かが育ててくれるもんだと思っているのかな。」と言う疑問が湧きました。
「男性も育休を取得する」「なるべく定時で帰る」などのことをしないと、女性だって働いているんだから、保育園など利用したとしても育児をしていくのは大変です。現状、それをしている男性が少ないから負担が女性に偏っています。
働き方もです。女性ばかりが「長時間労働にならないか」「子に何かあった時に休めるか」など気にしながら職選びをしたり働かなければならないのが現状です。これは男女の年収格差にも直結しています。
しかし、本来この負担は夫婦2人でバランスをとりながら、よく対話しながら負っていくべきものです。
私はラッキーなことに「子どもは誰かが育ててくれるもんだ。」と言う感覚を持っていませんでした。自分も育てる気満々だったので、働き始めて2〜3年した頃に「今の働き方では子育てはおろか結婚だってできない。働き方を変えていかなければ。」と思えました。
「結婚したら変わればいい。子供が生まれたら変わればいい。」とは思わず、結婚する前から部活動の顧問を断ったり生産性をあげたりするためにどうすればいいか考えて、勤務時間内に仕事を収める努力をしてきました。
そんな考えからも、生産性を上げて働くことは今子育て中でない人(まだの人、終わった人、そもそも子を考えていない人)を含め、全ての人にとって今日今から意識していくべきことだと思います。
長くなりましたが、お話し会に参加して学んだこと、感じたことのアウトプットは以上です。熱が入りすぎました。
〈本日の育児日記〉
・初の息子が寝てる間に爪切りに挑戦
これまでずっと授乳中に私が爪切りをしてきました。寝ている間に切る方法も知ってはいたのですが、我が息子は眠りが浅く短いので寝ている時はあまり刺激したくなかったのです。
しかし、息子が動くようになって、授乳中に切ろうとすると「邪魔するな!」と言わんばかりに振り解かれるようになってきました…
それで寝ている間に切ってみようととりあえず試したのですが、初回はうまく行きました。寝ている間に切るのも安全でなかなかよきです。
・小さいだけでほぼおじさんの息子
赤ちゃんは体が小さいですが
汗臭いし、ゲップもオナラも大きいし、うんちも臭いし、「小さいだけでほぼおじさんだよね。」と嫁様と話しています。
まあそれでも可愛いが成り立ってしまうんですが。反則です。
・ストローマグ
自分でストローマグを持って飲めるようになって、びしょびしょになりながら自分で飲む息子が可愛いです。服が濡れてもお構いなしです。自分でできるのが嬉しそうです。
・変化の激しいVUCAな息子
夕方息子と一緒に長めの散歩に行きました。1日通して基本機嫌が悪くてしんどい日です。そうかと思えば寝かしつけの時はギャン泣きスタートでしたが歌ったら泣き止んでくれて、ピッタリ添い寝したら割とすんなり寝ていきました。嬉しい。可愛い。