丹後先生の生き様公開と仲間づくりのためのブログ

自分・家族・生徒の幸せな生涯のために教育で社会をより良くしたい教師の、生き様公開と仲間づくりのためのブログです。『学び合い』、部活動の地域移行、学校の働き方改革、仕事と育児の両立、お金の教育、人生100年時代のキャリアプランをテーマに毎日発信しています。『学び合い』は知らない人でも、自由進度学習、個別最適化、アクティブラーニングといったワードに関心がある人と仲間になりたいです。

仲間が不祥事を起こした時、管下の職員に私ならどう語るだろう

全国ニュースになってしまっていますが、私の勤める学校の、近くの小学校の教師が逮捕されました。

先月の職員会議でも服務規律について話があったばかりですが(その前にも県内で教師が不祥事を起こしていた)、当然緊急で集まって今後の対応について知らされたり、服務規律について再度意識するよう強めに言われました。

 

当たり前のことなのでそれはいいのですが、私が管理職なら職員にどう語るかなーと考えていました。『学び合い』では教師と生徒の関係を管理職と職員で良く例えられるので。

 

よくありそうな語り方として、「一人でもこういう不祥事が出ると全体の信用に関わる。頑張ってる多くの真面目な方にまで悪影響が出てしまう。だから、そんな事は絶対にしてはいけない。」というのですよね。

私は根っこが曲がってしまっているのかこれを素直に受け止めきれず、「これをその頑張ってる多くの真面目な方にきつめに言うのは違くないか?」と思ってしまいました。

 

私なら「仲間の一人がそう言う行動に走ってしまった。彼のやった事は許されることではない。きちんと罰を受け、そして更生してほしいと思う。ところで、私たちはチームのメンバーとして、同じ職場の仲間として、事前に気づいてやれることや相談に乗ってやれる事はなかっただろうか。良くない方向に進む前に止められる、また、この人たちにも迷惑をかけるからやめておこうと思わせられるような関係づくりが普段からできなかっただろうか。」と語るかな〜と思いました。

そして、自身もそれができてなかったからこう言うことになったことや、そういう仕組みができるような労働環境にできていないことを謝ります。そこから、協力を求めていきます。

 

勤務時間外の対応を暗に求めてしまっている発言もあったので、余計に仕組みから何とかならないかと考えてしまいました。

そもそも仕事量が多すぎる現状ではなかなか勤務の中で他の先生とコミュニケーションを取ったり世間話をする隙間すらありません。

そういう環境もあって教員の志望者が減り、3倍を切ったら質を担保するのが難しいと言われている教員採用試験の倍率は、小学校では残念ながら3倍を切っています。そりゃあ教員の質も徐々に下がっていくよな〜と思ってしまいます。

 

「だから仕方ない」では済まされないけれど、

個々人の自覚だけで何とかなる問題とも思っていません。仕組みから変える発想は必要だと思います。

今回のことも氷山の一角で、今後全国的にこういう事例が増える可能性は十分あるでしょう。

 

変えるために、発信を続けます。


 

全然違う話ですが、今日はテスト明けで久しぶりの授業でした。一斉指導をした方も、『学び合い』の形態ではないけれど、私の心の中では『学び合い』のつもりである程度任せた方も、めちゃめちゃ楽しかった。