丹後の教育雑記ブログ

自分・家族・子どもたちの幸せを考え、教育を通して社会をより良くすることを目指す教師の雑記ブログです。『学び合い』、部活動の地域移行、教師の働き方改革、仕事と育児、お金の教育、人生100年・society5.0時代の進路指導をテーマに毎日発信しています。

私が教師を続けるのがしんどいと思った時と結果を求める理由

昨日のブログで、長く働くことが必要なら

・教育現場で腐らないこと

・ビジョンやミッションを持ちモチベーションを高く維持し続けること

・教師として強かに自由に実践を積み働く方法を模索すること

が必要になってくるだろうという考えを書きました。

 

このように考えたのは私が教師を続けるのがしんどいと感じた経験に起因しています。

前任校の教師3年目の時だったと思います。『学び合い』を頑張ってやろうとしていましたが、思うほどの結果が出せておらず、『学び合い』に合わない子への対応もうまくできていなかったことから、管理職からの部分的なストップをかけられたことがありました。

その時、『学び合い』の頻度をイベントくらいに下げ、他の実践書を勉強して試すということをしました。

 

しかし、『学び合い』の考え方や理論をなまじ勉強していた分、「これでは授業で関わる全ての子どもが分かるようには絶対にならないし、生徒の生涯の幸せにも繋がらず邪魔さえしているのかもしれない」と考えるようになりました。

そんな風に考えると日々の授業をするのが本当にキツくて、「あぁ、あと何十年もこんな思いで続けられないかもしれないな〜」と本気で思いました。

ブラック労働もしんどいですが、それではなく本当に子どもたちのためになると自信を持って自分が納得している実践をしていないこと、自分にも子どもたちにも嘘をついていることが耐えがたい苦痛でした。

 

だからこそ、年度が変わったタイミングで次の年はフルの『学び合い』でなくてもいいから実践しようとしたり、ステップアップする過程を本の通りに忠実にすることを意識したりしました。

 

私にとって教師の仕事を続ける上で耐えがたいのは、心から子どもたちのためになると思えるやりたい実践をやれないことです。

やりたいことをやるためには、自分が大切にしているものを守りながらも、現状の多くの顧客・ステークホルダーが納得してくれるくらいの結果を出さなければいけません。周りにも広めたいと思ったならもっと素敵な結果を出す必要があります。

だから私は結果を出すことが必要だと思ってます。

そのために、7年目に入っても、毎日毎日悩みながら授業をする日々を過ごしています。

 

ただ、やりたいことで悩め、試行錯誤できる今の状態は心地いいですし、幸せだと思います。