育休に入る前なんですが、「ポストイクメンの男性育児」を読んで以来自分の中でも大事な考えになってきている「育休が終わった後が大事」ということについて書いてみます。
先日毎月提出している週案への校長からのコメントに
「まずは育休に専念して、来年度はまた学級担任や分掌の中心として頑張ってほしい」
という内容がありました。
励ましのお言葉だと思うのでありがたく頂戴しつつも、一方で素直に「はい!育休を1年もらえたぶん、復帰後は一生懸命仕事を頑張ります!」とは言えない気持ちもありました。
「ポストイクメンの男性育児」では、育休はこれから育児をしていく上でのトレーニング期間であり、育休が終わった後こそ子育てと仕事を両立して行かなければならないという考え方が紹介されています。
確かに、育休が終われば育児終わりなんてことはありません。
そして、両立とはどちらもこれまで通りに時間を割き成果を出すということではなく(そんなことしようとしたら心身に無理がきます)、生活全体の中で子育てと仕事にうまくエネルギーを配分していくことです。
私はこの考え方に共感したため、
今年度も里帰り出産で負担が増える時期があることを見越して時短勤務をさせてもらっていましたが、
今のところ次の育休明けも育児時間や部分休業を活用した時短勤務をしようと考えています。
特に現任校はそこそこ遠く、通勤時間が往復で1時間半はかかってしまうため、1時間〜1時間半の時短をするつもりです。
この時短の根拠としては、「国が推奨する男性の家事育児の時間1日150分をこなすためには通勤を含めた仕事時間が9.5時間以内に収まっている必要がある」という同著の内容を目安にしています。
そうなってくると朝や放課後に少しずついられないことになるので、現任校にいる間のしばらくは学級担任や校務分掌の中心など仕事においての負担増(その分の活躍)は無しかな〜という考えです。
怒られそうなくらい甘い考え方かもしれません。
ここまで育児と仕事の両立を頑張っている自分でさえ、少し前なら流石にここまでは…と思ってしまいそうな選択です。
しかし、「ポストイクメンの男性育児」を読んで納得してしまいましたし、仕事だけでなく人生の中で子育てや家族との時間も大事にしたいという考えはブレてません。
人生100年時代において自分自身も健康なうちは長く働こうと思っているので、子育て期間はこれくらい仕事へのエネルギーを落としてもいいんじゃないかとも思います。
何はともあれ自分の人生です。一生懸命向き合って自分の選択をしていくのが大事です。そういう姿を家族や学校の子どもたちにも見せたいです。