丹後先生の生き様公開と仲間づくりのためのブログ

自分・家族・生徒の幸せな生涯のために教育で社会をより良くしたい教師の、生き様公開と仲間づくりのためのブログです。『学び合い』、部活動の地域移行、学校の働き方改革、仕事と育児の両立、お金の教育、人生100年時代のキャリアプランをテーマに毎日発信しています。『学び合い』は知らない人でも、自由進度学習、個別最適化、アクティブラーニングといったワードに関心がある人と仲間になりたいです。

提出物を出さない子達に何を語るか

昨日今日と期末テストがありました。

おそらく多くの学校でそうではないかと思うのですが、テストのときにはワーク等の提出物があり、テスト後に未提出者に対して何かしらの指導を行っています。

 

今年度私は初めて学習担当になったので、こういう時に学年の学習担当の立場から未提出の子供たちに指導をすることになります。

 

前回の中間テストの時も何を伝えればいいのかとても悩みましたが、今回もやっぱり難しいなと感じました。

 

前提として怒ったり成績や部活動のことで脅したりというのは考え方に反するので行いません。そもそも彼らが課題を行わなくて成績が落ちても、進路を考える時に後悔しても、極論私たち教師側の人生には何も困ることはありません。だから怒るというのは変な話だし、怒りは湧いてきません。

しかし、だからこそ、彼らには自分の人生にしっかり向き合って、考えて行動を選択し、その結果に責任を持てるようになってほしいと思います。教師も親でさえも彼らの人生を変わってあげることや責任をとってあげるなんてことはできないのですから。

そのためのきっかけになることを願って語りました。

 

・課題をすることにはこんなメリットがあって、こんなデメリットがある。

・逆に課題をしないことにはこんなメリットがあって、こんなデメリットがある。

・勉強面以外の視点から見ても、課題を期限を守ってこなすということはこういう風に大人になっても役立つと思ってる。

・これらを踏まえた上でどうするかを選ぶのは君たちだし、これが絶対いいというのは私たちにも判断できない。だからこそ、自分で考えて選んで行動して、結果にはちゃんと責任を持てる人になってほしいと願っているよ。

 

そんな風に伝えました。

ちらほら様子を見に来てくれる先生方にはちょっと変な奴だと思われているかもしれませんね。課題は出すべきもので出さないことは悪いことだと考える人が多いでしょうし、怒って指導するべきという先生方もいますから。

 

皆さんは、皆さんの学校ではどんな風な指導をしているでしょうか?

生徒はどんな風に大人に言ってもらいたいのでしょうか?

保護者の方々は我が子に何を伝えてほしいのでしょうか?

難しいですね〜。