丹後先生の生き様公開と仲間づくりのためのブログ

自分・家族・生徒の幸せな生涯のために教育で社会をより良くしたい教師の、生き様公開と仲間づくりのためのブログです。『学び合い』、部活動の地域移行、学校の働き方改革、仕事と育児の両立、お金の教育、人生100年時代のキャリアプランをテーマに毎日発信しています。『学び合い』は知らない人でも、自由進度学習、個別最適化、アクティブラーニングといったワードに関心がある人と仲間になりたいです。

読書記録:「ポストイクメンの男性育児」

「ポストイクメンの男性育児」を少しずつスキマ時間に読み進めています。

 

また気になったところを紹介します。

 

・男性にも産後うつはある。

 

男女ともに、仕事と育児の両立の推進だけが進んで支援が足りないと危険なのは同じ。

育休後の男性が復帰後フルタイム+残業ありになることが多いあたり、育休という箱だけ用意されて支援が伴っていない証拠。

 

 

・「知識なし経験なし支援なし」の三重苦を仕事に置き換えると

 

著者は男性の育児に置かれている状況を

「知識なし経験なし支援なし」の三重苦、と表現していて、ここに一番ページを割いています。

 

仕事に例えると、

「知識も経験もない業種への転職をしたのに、OJTや研修などの支援の仕組みもないままに、いきなり1人前の仕事を1人でやることを求められるようなもの。」

とあり、たしかにこれはエグいなと思いました。

 

一方で教師の仕事って結構これに近いことも思い出します。

1人前の働きとまでは行きませんが、担任や授業など、一般的に知られているような先生の仕事がいきなり卒業したての若者に求められます。研修はありますが、スタートしてから徐々にです。

 

経験した身からすると確かにこれはしんどいんですよね。

 

 

・母親も父親も育児の際に学習が欠かせない。

母親も本能だけでやれているわけじゃない。

父親にも学習の機会の支援が必要。

 

日本は性教育が乏しい。

 

両親教育など、義務教育以降の教育の機会もサブとしての扱いしかない。

男性目線からの妊娠・出産・育児の教育や情報発信がもっと充実する必要がある。

(私はその担い手になれるのではないか。)

男性に刺さるように、「共感や感覚」というよりは「データや理論」で語っていく。

 

性教育が早まると性交渉の若齢化が進むのではないかという懸念があるがこれはエビデンスで否定されている。

小学校段階からの適切な性教育は有害な性行動を減らし、望まない妊娠や不妊を防げる。家庭教育でも早めからしっかりやりたい。