「ポストイクメンの男性育児」を少しずつスキマ時間に読み進めています。
また気になったところを紹介します。
・男性にも産後うつはある。
男女ともに、仕事と育児の両立の推進だけが進んで支援が足りないと危険なのは同じ。
育休後の男性が復帰後フルタイム+残業ありになることが多いあたり、育休という箱だけ用意されて支援が伴っていない証拠。
・「知識なし経験なし支援なし」の三重苦を仕事に置き換えると
著者は男性の育児に置かれている状況を
「知識なし経験なし支援なし」の三重苦、と表現していて、ここに一番ページを割いています。
仕事に例えると、
「知識も経験もない業種への転職をしたのに、OJTや研修などの支援の仕組みもないままに、いきなり1人前の仕事を1人でやることを求められるようなもの。」
とあり、たしかにこれはエグいなと思いました。
一方で教師の仕事って結構これに近いことも思い出します。
1人前の働きとまでは行きませんが、担任や授業など、一般的に知られているような先生の仕事がいきなり卒業したての若者に求められます。研修はありますが、スタートしてから徐々にです。
経験した身からすると確かにこれはしんどいんですよね。
・母親も父親も育児の際に学習が欠かせない。
母親も本能だけでやれているわけじゃない。
父親にも学習の機会の支援が必要。
日本は性教育が乏しい。
両親教育など、義務教育以降の教育の機会もサブとしての扱いしかない。
男性目線からの妊娠・出産・育児の教育や情報発信がもっと充実する必要がある。
(私はその担い手になれるのではないか。)
男性に刺さるように、「共感や感覚」というよりは「データや理論」で語っていく。