丹後先生の生き様公開と仲間づくりのためのブログ

自分・家族・生徒の幸せな生涯のために教育で社会をより良くしたい教師の、生き様公開と仲間づくりのためのブログです。『学び合い』、部活動の地域移行、学校の働き方改革、仕事と育児の両立、お金の教育、人生100年時代のキャリアプランをテーマに毎日発信しています。『学び合い』は知らない人でも、自由進度学習、個別最適化、アクティブラーニングといったワードに関心がある人と仲間になりたいです。

夏休みの科学研究に対する私の考え

我が校は夏休み中の1年生の課題に科学研究物があります。

自由研究の理科版で、理科なので実験観察を入れなければいけません。これが1年生全員に課せられます。

前の学校でもそうだったので、私は長年不満を抱えていました。

こちらとしては授業中に科学研究のやり方を詳しく指導している時間は取れない、子どもたちにとっても(おそらくサポートする保護者にも)負担に感じる子が多い、提出させるからには審査も大変。

「全員強制じゃなくても良いのに…」と思ってました。

 

何度か審査会にも参加したので、その場で「全員やらせなくても希望者だけじゃダメなんですか?」と話題に出しても、

偉い人が「我々の地区から一定数出さないといけないことになっているから、質と数を担保するためにも全員にさせたい」と言って変わってきませんでした。

もう全然子供のためのものとは思えません。

やりたい子、興味のある子が取り組むのは素晴らしいと思います。モチベーションにも繋がります。そのために科学研究の審査があって優秀なものが表彰されるのは良いでしょう。しかしこのイベント?を維持するために全員に強制的にやらせるとなると目的と手段が入れ替わっていると思います。

 

そんな中、今日校長から

「この科学研究物は絶対にやらなきゃいけないものなのか」

という質問があったので

「そうではないんですがなかなか変わらないんです。」

と相談したら

「お偉いさんに確認してみる。」

と言ってくれました。

もしかしたらこれで科学研究が全員参加ではなくなるかもしれません。

ちょっと期待しています。