4児パパ先生の子育てと働き方

自分・家族・生徒の幸せな生涯のために教育で社会をより良くしたい教師の、生き様公開と仲間づくりのためのブログです。『学び合い』、部活動の地域移行、学校の働き方改革、仕事と育児の両立、お金の教育、人生100年時代のキャリアプランをテーマに毎日発信しています。『学び合い』は知らない人でも、自由進度学習、個別最適化、アクティブラーニングといったワードに関心がある人と仲間になりたいです。

安易な大学進学のリスク

 

「ベル学」という文化が侵害しているもの

 

嫁様との会話の中で話題に出たので、「ベル学」というもについての私の考えを整理しておきます。

 

結論から書いておくと、私はベル学は生徒の時間を侵害しているし持続可能な働き方でもないので好きではありません。

 

ベル学という文化はそもそもどれくらいの学校で行われているのでしょうか?

私もまだ2校目ですが、嫁様の勤務先でもあるようですし、他の学校の先生とも説明不要の共通認識みたいな感じで話が通じるので、少なくとも石川県の学校では結構行われていそうです。

 

生徒に授業の開始時間に着席させる「ベル着」というものがあり、更に授業の開始前から学習に向かわせる「ベル学」なるものがあります。

 

私がこの「ベル学」が好きではない理由は先にも示した

・生徒の時間の侵害

・教師の持続可能な働き方に反する

の2点です。

 

授業の開始時に生徒に立ち歩かれていたら困るので、「授業開始のチャイムと同時に授業が始められるように準備しておいてね。」はまだ分かります。

 

しかし、その前から学習を強制するベル学は生徒の休み時間を侵害していると思います。

自分に置き換えてみても、勤務時間の開始時刻に業務につけるように少し早めに準備するのこちらの努力としてやりますが、開始時刻前から業務を強制されていたらそれはおかしいと感じます。

 

また、前の授業が終わって片付けをしたり連絡をすると2〜3分は経っていて、「次の時間のベル学に間に合うように先生も移動していてくださいね。」となると、教師にとっての休み時間も6分ほどとなります。これではトイレに行く時間が取れないことも出てきてしまいます。

 

メリット云々以前に双方の大事なものを侵害しているこの仕組みは何とかできないかな〜と思っています。

教師はスタートの時間は厳しいけど終わりの時間に甘いことが多いです。その文化が悪い風に出てしまっているのを感じます。

そういう意味でも教師の働き方改革として、勤務時間を過ぎたら業務ができないように締め切りを作るのは良い制限だと思います。

 

 

安易な大学進学のリスク

 

先日、髭脱毛に行ったときに子どもの進路や教育資金の話をしました。

少し熱が入って「学歴の経済学」の内容を話していました。

 

私が考える安易な大学進学のリスクは

・大卒の4割弱が非正規雇用になっていること

・4年間の時間とお金を投資していること(しかしその認識が薄い)

ことの2つです。

 

大卒でも非正規雇用になるくらいなら、高卒で正規雇用になったほうが給料は良いです。進路が就職メインの高校なら正規採用の枠があると聞きます。

 

また、新NISAなどを活用したインデックス投資をすれば、4年間という時間とお金を投資に回せたら高卒と大卒の生涯賃金の差を埋められる可能性は十分にあります。

 

まして奨学金を借りてまで大学に行って非正規雇用になってしまったらかなりの痛手です。大学進学とはそういう教育への投資だという認識をもっと持ったほうが良いです。

 

私の考えは

大学に行かないと就けない職業につきたいとか、今でも大卒という学歴が就職に必須そうな企業に務めたいのであれば大学進学を目指す。そのレベルの大学は偏差値が高めの大学だと思います。

 

そうでなければ高校卒業とともに就職(できれば正規採用)し、働きながらインデックス投資も早くに始めるのが良いと思います。

 

リスクが大きいのは、中途半端な偏差値の大学の潰しの効く学部へ進学することです。そして、そういう進路につながりやすい中途半端な偏差値の進学をメインとした普通科高校に進むことです。

このことはもっと同僚や生徒にも広めていきたいと思っています。

 

これは希望でもあります。大卒でなくてもインデックス投資を知っていればお金に困るリスクが減るということですし、大学進学を必須と思わなければ必要な教育資金もかなり減って子育てもしやすくなります。

このことを知っている私は教育資金に関して他の人よりちょっと楽観的だと思います。

 

多くの人が無意識に下手な投資をしませんように。お金に困った人生を送りませんように。

 

 

子どものおもちゃは多いほうが良い?

 

最近読んでいる「親に読んでほしかった本」で子どものおもちゃの数への言及がありました。

 

他の本でも見かけたことのある考え方ですが、子供のおもちゃは多すぎるよりも少ないくらいのほうが集中力や想像力が育ちやすいそうです。

 

今日少なめのブロックでも色々と楽しそうに作っている息子を見て「やっぱそうだよな〜。」と思いました。

 

最近ちょっと増え気味になってきたおもちゃを、どこかのタイミングで整理したい衝動に駆られました。

 

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