先日の働く人に学ぶ会が終わった後、先生方と働く人に学ぶ会の在り方についてお話していました。
働き方改革系の話だったので残しておきます。
結論から言うと、今年のやり方でも十分良いんじゃないかということです。
来年は5〜10名の方を呼んで、各クラスで前後半に分かれて会を開いていました。
メリットは、呼ぶ職種が増えるのでより子どもにとって希望に近い仕事をしている人の話を聞けること。
デメリットは、どこかに委託して講師を呼ぶわけではなく、その学年の先生方のつてに頼って連絡を取って講師をお願いしていたため、普段の仕事をしながら講師を複数名お願いしていくのはかなりの負担だったこと。
話に上がっていた内容としては
・確かに講師が多い方が希望に近い仕事の話が聞けるが、どのみち職業調べの時間では調べたい職業を調べているし、5〜10呼んだとはいえ希望の職種があるわけではないので、この点は必須でなくて良いのではないか。たくさん読んだとしても1人の生徒がお話を聞けるのはどのみち2名なのだし。
・であるならば、普段から生徒指導の先生が連携している警察の方と、修学旅行をお願いした旅行会社の方をお呼びするのは負担が少なくて良い。
・また、どの職種の人でも、その仕事を選んだきっかけや、やりがい、嬉しいこと、辛いこと、今中学生に頑張って欲しいことなど、多くの部分で内容が似てくる共通項のようなところがある。それ故どんな職種の方の話を聞いてもかなり学びになる。
以上のことから、講師の人数が減るデメリットに対して期待する効果の減少は思ったほどではなく、良い学びの機会になったため、来年以降も講師は2名ほどで十分なのではないかと言う話でした。
さる先生ことTwitterで有名になった坂本先生の話に
生徒の学び÷先生の負担=教育の生産性
というような式が出てきますが、この視点は重要だと思います。
そんな教師側の気づきもあったのが良かったです。