撮って出しエンドロールの相場と、それをつくる先生方のスキル
今日は勤務校の学校祭でした。
教師目線から考えたお金の話を一つ。
私も担当だったときに何度も作ったことがありますが、学校祭の終わりに準備期間から当日の途中までの様子を振り返るエンディングムービーを流すことがよくあります。
今日の学校祭でもありました。担当の先生方や生徒会執行部の子たちが頑張ったのでしょう。昔に比べて作りやすい環境が整ってきているとはいえ、苦労して準備したんだろうと想像します。
当日の分も入れて完成させるとなると、最後の材料を撮ってから完成させるまでの時間が短く緊張感も相当です。
苦労を想像するうちに、ふと結婚式のエンドロールムービーのことを思い出しました。
クオリティが劣るとはいえ結婚式で流れる撮って出しのエンドロールとやってることは同じです。そしてあのムービーの価格は相当高かった記憶がある…。
調べてみると結婚式の撮って出しエンドロールをお願いする場合、外部委託できるかや当日のどこまでを入れてもらうかにもよるみたいですが、相場は6〜30万円ほどするようです。
ちなみに作成に時間をかけられるはずのプロフィールムービーも相場は7〜20万円前後と高額です。私達夫婦はこちらは自分たちで作りました。
結婚式という一生に一度のつもりで行うイベントで、金銭感覚がおかしくなってるからこの価格でも頼む人が少なくないのでしょうか。
実際の価値はここまでの価格のものでなかったとしても、撮って出しエンドロールを作れる先生方のスキルってすごいんだな〜と思いました。
逆に言えば、ご苦労から考えたらこれくらいの手当を支給してあげてもいいくらいです。
学校の文化的行事の在り方の模索
学校祭が終わり、担当の先生に働き方改革の観点からも今後どういう在り方にしていくのが良いか質問されたので少し考えてアンケートに書いてみました。
こちらでももう少し詳しく私の考えを書いてみます。
今回、私は主担当ではなく学年のステージ発表の担当で、しかもスライドを使ったプレゼンだったのでリハーサル以外は授業時間で準備が完了しました。負担感はほぼないです。
しかし、主担当の先生方はもっと苦労されたでしょう。時短勤務をしている私には見えづらいですが、おそらく無償の時間外勤務をしながらの準備となっていたと思います。
働き方改革視点のゴールとしては主担当の先生方でも勤務時間の中で準備ができるような在り方に持って行くのがいいでしょう。
そこで、教育目的を達成しつつ、授業時間や勤務時間の中で準備ができる範囲の行事にしていく必要があると考えます。
時間の制限と教育目的の達成という外さない枠をおさえたうえで、取捨選択をせねばなりません。
教育効果を保ちつつ在り方をもう少しシンプルにするためには、学校祭のテーマを定めるのがいいのかなと思いました。
①生徒たちが楽しめれば割と内容は自由度が高い「学校祭」にしたいのか。
②文化系の部活の成果のお披露目や文化的なものに触れる機会である「文化祭」にしたいのか。
③総合などでの学習の成果を見せる「学習発表会」にしたいのか。
④合唱をする「合唱コンクール」としたいのか。
今は①〜④が混ざっているために、準備に負担がかかりすぎていたり、見ている側が「この催しは行事の趣旨と合っているのか?」と疑問に感じるような違和感があったりします。
①〜④のどういうテーマの行事にしたいかを決めれば自ずとそのためにどういう準備が必要か見えてきますし、一見削るのは忍びないようなものでも趣旨にあってないものは削りやすくなったりします。
このあたりになると管理職との話し合いの時間も必要でしょうし、どの選択をしたとしても先生方にも生徒にも変化に対して不満を感じる人が出てくるでしょうから、実行するには決断力や勇気がいります。簡単ではありません。
それをわかった上で、今その立場にいる人達には頑張ってもらいたいです。
私も、またそちらの立場になったら少しずつでも自分が良いと思える方向に変えていく努力をしたいです。
書籍「お金の大学」の改訂版が出ます
YouTubeでお金の教育について発信しているリベ大の両学長が出した書籍「お金の大学」に改訂版が出るようです。
データを新しくしたり、50ページほど新しい内容を追加したりと盛りだくさんの内容で、1冊家においておけばお金に関する辞書として活躍しそうな感じです。
私は「お金の大学」も買って学級文庫に置いてたりしましたが、改訂版も買って学級文庫に置いたり、将来的にはこういう本で子どもとお金の勉強をしていきたいと考えています。
今は両学長の運営するオンラインコミュニティ「リベシティ」も活用していますが、こちらは大人が加入すると18歳以下の子どもが無料で利用でき、18歳以下向けのオンライン放課後スクールのサービスも始まっています。
こちらも我が子にお金の勉強をしてほしい場合に利用したいようなサービスです。今小学生以上くらいのお子さんがいるご家庭にはおすすめのお金の教育の場です。
我が子がそれくらいの年齢になるまで存続してくれるといいです。