読書記録:「叱らない」が子供を苦しめる
教員仲間のブログで紹介されていたので、『「叱らない」が子供を苦しめる』を読んでみました。
以前「〈叱る依存〉が止まらない」を読んだこともあり、職業柄「叱る」ことに関しては関心があります。
タイトルだけを見比べると対局の考え方のようで(実際は考え方が対局ってことはないですが)、どちらの立場も知った上で自分のスタンスを見つけていくのがいいだろうと考え読むことにしました。
こちらの本は子どもを叱らないことで起こる新しいタイプの子どもの不登校事例について考察した内容になっています。
割と今広く受け入れられるようになってきた
「登校刺激を与えず、ゆっくり休ませる」
と言う方法が有効であったのは
「学校には行くべき」と言う価値観が強かったから。
その価値観が弱くなってきた今、対応できない例が出てきている。
新しい事例では、
「世界からの押し返し」が不足しているために
「思い通りにならないことを受け入れる」
「不快感を関係性の中で納めていく」
経験も不足して起こると考えられているそうです。
そういう子の特徴として
「ネガティブな自分を受け入れられない」
と言うものがあり、そのために学びへの意欲も低くなってしまうとか。
では自分に何ができるか。
親としても教師としても「世界からの押し返し」をちゃんとやってあげ、
「ネガティブな自分と向き合う経験」を積ませてあげること。
ネガティブな部分も含めてあなたを大事に思っている、一緒にいる覚悟がある、ということを伝えること。
教師としては、この支援をメインで頑張る親を支援することが大事になってくるようです。
この本で新しいタイプの不適応を学んでから、
子供との関わりにおいて、子供が不機嫌になることのしんどさをちょっと踏ん張りながら、押し返してあげることを意識できています。
まだまだ親としても教師としても成長していきたいです。
次は育休男性を支える番を見据える
昨日義妹の旦那さんとお茶をしたことについてもう少し考えたことがあるので記録します。
義妹の旦那さんとの対話を通して、親子交流授業の時にも感じた子育ての困り感に対して鈍っていた感覚が磨かれていくのを感じました。
やはりこういうものは人とのつながりの中で磨き続けていく必要がありそうです。
そのためにも義妹の旦那さんとのお茶会は相手のためにも私のためにもなる場になります。
また、息子の育休の時に「パパ育コミュ」という育児を頑張るパパたちが集まるオンライングループに参加していましたが、今再びパパ育コミュのようなものに参加するのもいいのかもしれないと思いました。
自分が育児に関して経験を積みできることが増えてきたので、そろそろ次は自分が育休男性を支える番が来始めているのかもしれません。
そういう次のステージも見据えながら、これからの行動を選んでいきたいです。
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