丹後先生の生き様公開と仲間づくりのためのブログ

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ファミリーバンクで高校の授業に参加

 

読書記録「クランボルツに学ぶ夢のあきらめ方」

 

「クランボルツに学ぶ夢のあきらめ方」を読み終えました。読もうと思った経緯や私が行動に移そうと考えていることを記録します。

 

 

読もうと思ったきっかけ

 

普段からブログなどをチェックさせてもらっている方々が、キャリアについて考える時、学校でいえば進路学習をするときに役立つ考え方として「クランボルツの計画的偶発性理論」を取り上げていて、気になっていました。

 

私も進路学習をさせていく中で「ちょっと違うよな〜。」と違和感を抱えることがあったので、自分の教育実践に活かせればと思い読み始めました。

 

 

ChatGPTによる要約

 

まずは、チャットGPTに「クランボルツの計画的偶発性理論の概要を教えてください。」と聞いてみたら以下のように返してくれたのでそちらで優秀な要約はそちらに任せます。よくまとまっていてやはり便利です。勉強にも使えます。

 

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クランボルツの計画的偶発性理論(Planned Happenstance Theory)は、キャリア開発において偶然の出来事や予期せぬ状況が重要な役割を果たすという考え方を基盤としています。この理論は、伝統的なキャリアプランニングの枠組みを超えて、計画されていない偶発的な出来事を積極的に活用することを推奨します。以下に、この理論の主要なポイントを挙げます。

 

1. 偶然を積極的に活用する


クランボルツは、キャリアの発展は予期せぬ出来事や偶然の出会いに大きく影響されると述べています。したがって、偶然の出来事を受け入れ、それをチャンスとして捉えることが重要です。

 

2. 重要なスキル

 

計画的偶発性理論は、以下の5つのスキルを発展させることが重要だとしています。

・好奇心(Curiosity): 新しいことを探求し、学び続ける意欲。
・持続力(Persistence): 困難な状況でも諦めずに続ける力。
・柔軟性(Flexibility): 変化する状況に適応し、柔軟に対応する能力。
・楽観性(Optimism): 前向きな態度で物事に取り組む姿勢。
・冒険心(Risk-taking): リスクを取って新しいことに挑戦する勇気。

 

3. 計画と偶然のバランス

 

クランボルツの理論では、詳細なキャリアプランを立てることも重要ですが、その計画に固執せず、偶然の機会を活用する柔軟さが求められます。計画はあくまでガイドラインであり、新たな機会が生まれた際にはそれに適応することが推奨されます。

 

4. キャリアカウンセリングへの応用

 

キャリアカウンセリングにおいては、クランボルツの理論に基づき、クライアントが偶然の出来事をポジティブに捉え、それをキャリア発展の機会として活用する手助けを行います。具体的な目標設定だけでなく、偶然の出来事や新しい機会に対してもオープンであることを強調します。

 

まとめ

 

クランボルツの計画的偶発性理論は、キャリア開発において偶然の出来事を積極的に活用することの重要性を説いており、個人が変化に対して柔軟であり続け、新しい機会に対してオープンであることを推奨しています。この理論は、現代の複雑で予測不可能なキャリア環境において特に有用とされています。

 

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私の頭の整理

 

次に、「クランボルツに学ぶ夢のあきらめ方」に書かれていて私が頭を整理しやすかったところを追記します。

 

計画的偶発性理論は3つの原則の掛け合わせ、3幕構成になっています。

 

第一幕:夢はまた見つかる。

第二幕:夢はけっこうかなう。

第三幕:だからきちんと代謝すべし。

 

一幕

”夢にはこだわるな!夢はまたいつだって見つかる。

そして、その「新たな夢」は、たいていの場合、周囲の人が偶然もたらす。だから、出会いを豊富にし、彼らが示唆したことを前向きにとらえろ!”

 

二幕

”でも、です。それだけだったら、「夢」で成功する人など出ないことになってしまいます。

そこで、第二原則、「夢はけっこうかなう」。可能性ある人は多いのに、踏み出さない、続かないで消えていくのです。とすると、踏み出し、続ければ夢はかなう。実は、5条件はこちらでも使える。”

 

 

三幕

”いったいどっちやねん、となるところで、第三原則。夢はしっかり消化しろ。消化してだめなら次に行け。つまり「代謝」が出てくる。これもまた5条件で解説ができる。”

 

 

 

まとめると

夢はきちんと消化して代謝していけば「かなう夢」に行き着く。

夢はかなえるのでも見つけるのでもなく、見つかるもの。

見つけるためには計画的に偶然の出会いや機会を増やせるように、5条件を意識した行動をとるといい。

といった具合です。

 

計画的偶発性理論の視点からよくある進路学習の課題

この考え方を踏まえた上で私が感じているよくある進路学習での課題を書いてみます。

 

それは「将来のことを考える=夢や進路を決める=なりたい職業やそのための進学先を決める」になりがちなことです。また、なりたい職業を決めることを大きく考えすぎている気がしています。

 

将来のことを考える時にもっと自分のこれまでの人生を使って自己分析をした方がいい。

 

将来なりたい職業と合わせて人生で実現したいことをもっと考えさせたい。

 

なりたい職業を決めることを重視し過ぎている感もある。どうせよく変わるようなものだし、現段階でなりたいものはもっと気軽に決めてしまっていいのではないか。それよりも計画的偶発性理論の5条件を鍛えるためにできることなどにフォーカスした方が良さそう。

 

そんなことを考えています。

 

私が行動や実践に活かすこと3つ

①進路学習の際に生徒に計画的偶発性理論を紹介する。

②進路学習の際に5条件について自己分析させたり、これを鍛えるためにできることを考えさせる。

③自分自身が計画的偶発性理論を活かせるように5条件を鍛え、偶然のきっかけが増えるような人との繋がりをとりにいく。

 

以上、私なりに整理してみました。

同業者や自分の人生を考える人の参考になれば幸いです。

 

 

ファミリーバンクで高校の授業に参加

 

先日紹介したファミリーバンクという取り組みで、高校の授業に小さい子を育てる親として参加してきました。

 

ファミリーバンク

https://www.i-oyacomi.net/familybank/index.php

 

「これから親世代になっていく高校生に育児の楽しさもしんどさも伝えたい。」

「男性も育休をとって育児ができるし、育児はしんどいから夫婦で協力してやる必要があるんだと頭の片隅にでも残して欲しい。」

そんな想いで参加してきました。

午後の2コマ分の授業に参加して、ある程度の貢献ができたと思います。来週もう一度参加するので、楽しみです。

 

いい出会いもありました。

 

まず、今日の授業者である教師が、私が初任の時の中学2年生で、授業も持ったことのある子でした。今年が初任らしく、頑張って教師側をやっている姿が頼もしく感じました。同業者になれたことを嬉しく思います。

 

また、対象生徒が高校1年生ということで、昨年まで勤務校で見ていた子たちが数人いました。ある程度期待はしていましたが、実際にこうして育児をする親としての姿を見せることができたのはとても良かったです。

 

教え子が教え子を教えているのを、教育者ではなくゲストティーチャー的な立場で眺めるという、なかなか面白い体験ができました。嬉しかったです。

みんな元気でよかったです。一生懸命生きて、幸せになって欲しいと思います。

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