「家族の幸せの経済学」を読んでいます。
・結婚
・赤ちゃん
・育休(母向け)
・イクメン
・保育園
・離婚
という家族にまつわることに関して、経済学を交えた著者の私見が述べられていて、興味のある分野であることもありおもしろいです。
いくつかここまで読んだ中で私がおもしろかったところをアウトプットします。
・子どもの出生体重の影響
出生体重はその後の人生にそれなりに影響を与えることがわかっている。また、働く女性の子どもは低出生体重児になりやすい。だからこそ、ともに働く仲間に妊婦がいる場合や、街中で妊婦に出会ったときは、周囲の気遣いがとても大切になる。
・給付金よりも保育園
給付金を上げるよりも保育園を充実させるほうが大事という考え方には同意。共同体で育てる意識が必要。
お金ではどうにもできないけど支えてほしいことも育児には多い。
・ノルウェーでいかにして男性の育休が広まったのか
ノルウェーでの男性の育休の広まり方が期待が持てる。
もともとノルウェーも3%ほどだったが、1993年に男性しか取れない給付金が給料の100%である育休制度を整えたことで2006年頃には70%程度の男性が育休を取るようになった。
ノルウェーのお父さんたちも日本の男性と変わらず、上司や同僚の目が気になって最初はそこまで増えていなかった。
しかし、勇気ある父親が制度を利用して育休を取り始め、育休をとってもキャリアにそこまで支障がないことや、家族との時間を大事にする男性像が知られていくことでどんどんと広がっていった。
おそらくキャズム理論がここでも当てはまるのだと思う。
特に、きょうだいや同僚、上司に育休を取った男性がいると、周りの男性も育休を取る傾向にあったそう。
私は勇気ある父親として周囲に事例がない中で育休を取ることができた。この事自体が周囲に良い影響を与えられていると思うと嬉しくなる。
また、10年くらい時間をかけたり自分が上司になったりすることで男性の育休を広めていけると思うと未来が明るく思えた。
男性の育休が広まるためには3ステップあると紹介されていた。
①まずは不利にならないようにする。
法律では育休を取ったことによってキャリアアップに不利益を与えてはいけないことになっているものの、案にそれを心配する人や実際にそうなってしまっている文化は少なくない。
サービス残業などの「違法だけどまかり通っているもの」をなくしていくことで、その辺の信頼感も勝ち取っていける。
ここでもサービス残業のデメリットが指摘されており、教師の働き方の改革の必要性もさらに私の中で後押しされた。
②次に勇気あるお父さんの背中を押す。
給付金を上げたり、会社が追い銭したり、育休取得男性を表彰したり。
私もそういうことで表彰の話が来たらぜひ宣伝のために受けようと思います。
どなたか表彰してくれませんか?笑
③最後に、育休を取ったお父さんがその後どのように活躍しているのかを情報共有する。
ここはこれから私が頑張らないといけないところですね。
まずは実際に育休を取ったり時短勤務を活用したりして仕事と育児と家事を両立。
その時期が落ち着いてきたら、
いかに素敵な時間を過ごせたか、
キャリアにも問題がなかったか、
仕事も無事に復帰できているか、
などをどんどん発信していくつもりです。