丹後の教育雑記ブログ

自分・家族・子どもたちの幸せを考え、教育を通して社会をより良くすることを目指す教師の雑記ブログです。『学び合い』、部活動の地域移行、教師の働き方改革、仕事と育児、お金の教育、人生100年・society5.0時代の進路指導をテーマに毎日発信しています。

部活もしている中学生の現実的な勉強時間

以前生徒と、「中学生の現実的な家庭学習時間」について話しました。

 

2年生ですが、受験に向けて少し焦りが出てきたのか、「今からでも間に合いますか?」「どれくらい勉強すればいいですか?」と聞かれたことから生徒と一緒にどれくらいの時間が確保できるのかを一緒に考えました。

 

受験は長期戦なので、睡眠時間を削るのは愚策です。7〜8時間は確保したいところでしょう。

その子は5時頃起床とのことだったので、22時には就寝したいです。

 

部活動が終わって帰宅する時間は19~19時半頃とのことです。

となると、帰ってから使える時間は2時間半ほどになります。

1時間は食事と入浴でかかるとして残り1時間半。

長期戦を考えたら娯楽を全く考慮しないスケジュールは現実的ではないので30分は娯楽の時間としたら、もう1時間しかありません。

 

家の近さにもよりますが、やはり中学生は忙しすぎます。これで「1日1時間半は勉強しましょう)などと言われたらもう現実的ではないスケジュールになってしまいます。

 

この1時間をしっかり確保して勉強することを継続するのが現実的に可能なラインと分かりました。

 

あとはその1時間で何をするかですが、その日の課題とワークによる復習をちゃんとやるので十分。それをしていれば定期テスト前の部活がない時期や3年の部活引退後から十分勝負できると伝えました。

 

 

子どもたちには「とにかく学習時間を確保して頑張れ!」ではなく、なるべくその人の生活に合わせて現実的に可能なやり方を提案してあげたいと思っています。