〈産休育休中のふるさと納税はお得なのか〉
先日知人にふるさと納税について聞かれて、「やっている人が少ないのがもったいない!」などと言っていた私ですが、実は今年はまだやっていません。
というのも、今年は育休に入ったことによって給料が例年通り当たるわけではないため、ふるさと納税を利用するのがお得になるのか、どれくらい利用できるのかなどがフワフワしていたからです。
調べるのもちょっと億劫に感じていて、「今年はいいかな〜」なんて思ってましたが、質問されたことによって重い腰が上がり、調べてみたらある程度理解できました。これから納税先を決めて、今年も利用しようと思います。
[課題と結論]
さて、私以外の人でも、「産休・育休中にふるさと納税するのってお得になるの?」と考えたことがある人はいると思うので、私が調べた範囲での説明をしてみます。
結論から述べると、今年の1〜12月に給与をもらっている人は、ふるさと納税を利用すると来年の住民税が減額されてお得になる可能性があるので、調べてやってみるといいです。今年の1〜12月は給付金だけで給与はもらわない人は、そもそも来年住民税がかからなくなるので、ふるさと納税をしても意味がなくなってしまいます。
では、私がなぜこの結論に至ったかを解説します。
[ふるさと納税とは]
まず、ふるさと納税についての説明を今一度してみると、
ふるさと納税として好きな地域(返礼品に魅力を感じる地域)を選んで納税すると(納税できる額は所得などによって変わってくるのでシミュレーターで調べましょう。)、そのうち自己負担額2000円を除いた額が次年度の住民税から控除される
という制度です。
数字は適当ですが、月給手取り20万円の人が、4万円ふるさと納税を利用すると、次年度の住民税が38000円減額されるという概算です。もともと自動的に住んでいる地域に住民税として納めていた額をふるさと納税として収めるだけで、返礼品として色々なものがもらえるのでその分節約になるよねってお話になります。
[ポイントは来年住民税がかかるのかどうか]
そして、大切なことは次年度の住民税は今年度の年収によって決まってくるということです。
今年(1〜12月)の間に給与をもらっている人はその給与に応じて来年住民税が課せられます。一方、今年(1〜12月)の間に給与をもらっていない人はそもそも来年住民税が課せられません。
ふるさと納税は来年の住民税が減額されてお得になる仕組みなので、来年住民税が発生しない(今年給与をもらっていない)人はふるさと納税を利用しても意味がないことになります。
[再まとめ]
ということで改めて結論ですが、
・今年(1〜12月)給与をもらっていて、来年住民税がかかる人は、ふるさと納税を利用すれば住民税が減額されるので得になるから調べてやったほうがいい。
・今年(1〜12月)給与をもらっていなくて、来年住民税がかからない人は、住民税控除によってお得になる仕組みのふるさと納税をやっても意味がないのでやらないほうがいい。
ということになります。
[我が家の例]
我が家で考えると
・私は4〜9月の半年間で育休をとっているので、1〜3月と10〜12月の合計半年間は働いて給与をもらうことになります。つまり、ふるさと納税できる金額は例年の半分くらいでしょうが、やると来年の住民税が減額された上で返礼品はもらえるのでお得ということになります。
・嫁様は1〜12月まで全て育休中で、給与ではなく給付金という形でお金をいただいているので、来年住民税はかからず、ふるさと納税もお得ではないということになります。
[自分で調べてトライしてみよう!]
今回は産休も育休も給与ではなく給付金をもらっているという前提でお話を進めました。参考にしたサイトではそのように紹介されていたので多くの人にはこれが当てはまるのかと思います。
しかし、知人や我が嫁様に確認したところ、私たちがお給料をもらっている石川県教育委員会では産休は有給の休暇であり、給付金ではなく給与が当たるようです。そうすると、給与をもらっていた産休の期間が1〜12月の間に含まれていればふるさと納税をする価値が出てきます。
勤め先によって産休は有給かどうかなど条件が変わってくると思うので、ぜひご自身でも調べて、お得になりそうなら利用してみてください。
また、調べる中で返礼品には食材だけでなく、おむつなどのベビー用品があることも知りました。これはうまく利用できればこれから子育てを始める人にはありがたい返礼品となるかもしれません。こちらも調べてみるといいと思います。
最後に、参考に見たサイトのURLを貼っておきます。
〈今日気づいた息子の小さな死〉
以前にも、「DIE WITH ZERO」という本に出てきた「小さな死の連続」という考え方をブログで紹介しました。
人生でいつまでも続くわけではない、得られるわけではない幸福を見落とさないために、「小さな死」を感じた時は記録しておこうと思います。
今日で息子は生まれて10ヶ月を迎えました。おめでとう息子ちゃん。ここ最近は俄然動けるようになってきてわかりやすく成長を感じて嬉しくも寂しくもあります。
その中でも今日気づいたのは、「体育座りしたの私の脚の上で大人しくニコニコ笑顔を向けてくれる息子はいつの間にかいなくなってしまったんだな。」いうこと。そして代わりに、膝の上で180度体を懸命に捻ったり、体育座りする父ちゃんの脚をよじのぼったり乗り越えようとする息子が生まれてきたんだな。」ということです。
脚の上でニコニコ笑顔を向けてくれる息子もめちゃくちゃ可愛かったのでとても悲しいです。寂しくなりました。でも、体を懸命に捻ってあちこち見ようとしたり、父から脱出したりしようとする息子や、父の脚を乗り越えようとする息子もとても可愛く、幸せを感じます。ありがたいことです。私は幸せです。
バイバイ、脚の上で笑っている息子。こんにちは、父ちゃんの膝をよじ登ろうとする息子。父ちゃんも母ちゃんも息子のことが大好きだよ。
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