以前紹介した「リエゾン」というマンガの6巻が出たので読みました。おもしろかったです。
https://www.amazon.co.jp/リエゾン-ーこどものこころ診療所ー-6-モーニング-KC/dp/406524546X
リエゾンとは、フランス語で「仲介」「橋渡し」「つなぎ」などと訳される言葉らしいです。障害のある児童や周りの人々のストーリーによって、そういうテーマが伝わる内容となっています。
この6巻で教育現場でも意識すべきと感じたのは次の3点です。
・相手を信頼して待つことが必要
・また、同時に相手が困ったとき、助けを求めたときに、頼ってくれるように準備しておくこと。そういう居場所になっておくことが大切。
・何よりも繋がりを切らないようにすることが大事。
人と繋がっていればタイミングはコントロールできなくても関係の中で解決に向かっていくことができる。でも、治療や周囲の人の要求を優先して繋がりが切れてしまったら、それこそ手が届かなくなってしまう。
アドラー心理学や『学び合い』の考え方と通じるものであり、具体的な例としてイメージしやすいので学びになります。
障害のある方やその周囲の人はもちろんですが、教育関係者にも、学校生活や社会生活で生きづらさを感じている人にもおすすめできるマンガです。