丹後の教育雑記ブログ

自分・家族・子どもたちの幸せを考え、教育を通して社会をより良くすることを目指す教師の雑記ブログです。『学び合い』、部活動の地域移行、教師の働き方改革、仕事と育児、お金の教育、人生100年・society5.0時代の進路指導をテーマに毎日発信しています。

子供たちなりに方法もしっかり考えている

今日は昨日とはまた別のクラスで、白い粉状の物質Xを区別する実験の2時間目でした。

多くの班が課題を明確にし直し、仮説を書き、方法を考えて提案してきて実験に入っていきました。

 

今日は感心したことが3つありました。

・蒸発皿の色の注文までつけてきた班がありました。蒸発させるなら蒸発皿の色は青色の方がいいだろうなーと私は思ってましたが、特に口出しはしていませんでした。するとある一班が、「青色の蒸発皿はありますか?」と聞いてきたので渡すと、その情報を得た他のいくつかの班も青色のものを求めてきました。

その方法を思いついた班にも、いい情報を手に入れて方法を改善して班にも感心しました。

 

・他の班の結果も参考にしていた班がありました。自分たちの実験だけでなく、他の班がやっている実験の結果も加味すれば、多角的な視点から判断ができます。全ての実験を自分たちがやろうとするのと無理が出てしまうので、他班の力も積極的に借りようとする姿勢が良かったです。

 

・ネットでこの分野を検索し、課題解決できそうな方法に見当をつけてから自分たちの計画を決めている班がありました。ICTを自然と利用しているし、先人の知恵から学ぼうとする態度には好感を持てました。当然そこに答えがあったから終わりではなく、自分たちで実験に入っていきました。

 

 

特に一つ目の出来事には感心しました。こちらから実験方法を指定しているわけではないので、未熟な部分はあるし、1回の実験で結論に辿り着けないこともあります。

しかし、生徒たちなりに方法を考えて取り組むし、数時間を与えて自由進度にしている分戻る事もできるので、うまくいかなかったらなんとかしようとしています。違う方法を試すなり、他の班から情報を得るなり。これがすごく良いなと感じています。

 

本当に見守っているのが楽しいです。

最後の3時間目にどんな風に学んでくれるのか楽しみです。