丹後先生の生き様公開と仲間づくりのためのブログ

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教師の仕事の特殊なところ

先日、義妹と嫁様との話で、作業療法士や教師の仕事の特殊なところという話題が出ました。

 

作業療法士は、学生時代の実習が2ヶ月×2セットあり、その実習の時期は4時間寝られれば良い方というくらい忙しいそうです。

多忙やパワハラなどで命を落とした方がいる事例もあり、今はもっと抑えめな内容になっているらしいですが、それはそれで現場に出てから大変でどっちが良いのかねーと話してました。

まぁどちらにしろ、命より大事な実習なんてないだろうという点では皆一致していましたが。

教師になるための実習は、私のいた教育学部では3年で1ヶ月、4年で2週間行いました。

実習期間は睡眠時間が4時間とかになる日もあるくらい授業準備とかで忙しい事はありましたが、長い方でも1ヶ月だったので、作業療法士の実習の壮絶さは想像以上なのでしょうね。

 

私も、教師の仕事の特殊なところはどこだろうと考えました。

なんと言っても大きいのは、教師になり始めた最初の1年目から、担任としての仕事、そして授業については1人前の仕事を求められると言うことです。誰も、代わりはしてくれません。特に授業に関してはそう言う印象が強いです。

 

私も初任時代に「教材研究しすぎても体壊すからある程度気楽にやって早く帰らないとダメだよ」という話は聞いたことがありました。

でも私は「そうは言ってもあの50分は誰も助けてくれないじゃん。自分で授業を成り立たせるしかないんだから、話す内容、順番、板書すること、実験の準備、予備実験、宿題にすること、指名の仕方、などなど思いつく限りのことを自分でシミュレーションしておかなければいけない。」と思って、自分が納得するとこまでやり切らないと安心できませんでした。

 

担任業務に関しても、授業に比べてサポートはたくさん受けられますが、それでもクラスの担任の先生という責任は大きいですし、担任がやらざるをえなくて誰も助けられない場面というのはあると思います。学活・道徳・総合・生徒指導・教育相談などです。

 

これを、ついこの前まで学生だった初任の社会人なりたての頃から基本的には一人前を求められます。同僚はそこまで求めたなくてサポートしてくれても、生徒や保護者の前ではそうはいきません。

 

多くの仕事では社会人になりたての1年目は、研修期間があったり、現場でも研修中の札をつけて先輩と回って学べる期間があったりすることの方が多いのではないでしょうか?

 

初っ端から一人で一人前としての振る舞いをしなければならないところは教師という仕事の特殊なところであり、私にとってもかなりプレッシャー大きかったなーと思い返すものでした。

 

よく頑張ったな私笑

今また他の仕事とかでそう言う状況に放り込まれるとしたら、やっぱりビクビクするだろうな…