丹後先生の生き様公開と仲間づくりのためのブログ

自分・家族・生徒の幸せな生涯のために教育で社会をより良くしたい教師の、生き様公開と仲間づくりのためのブログです。『学び合い』、部活動の地域移行、学校の働き方改革、仕事と育児の両立、お金の教育、人生100年時代のキャリアプランをテーマに毎日発信しています。『学び合い』は知らない人でも、自由進度学習、個別最適化、アクティブラーニングといったワードに関心がある人と仲間になりたいです。

良い指導を増やしすぎることの弊害

今年度、私が所属する学年では毎日1ページの家庭学習ノートを生徒たちにさせることになりました。

そのチェックが、朝8時の生徒たちが登校完了直前までに済ませることになっています。

これがなかなか弊害が大きいと思っています。

 

・生徒にとっては登校完了時刻の前なのに提出物のチェックを通ってなければいけないのはおかしい。

・教師にとっては勤務時間前なのに個人裁量できない業務が入ってしまっているのがおかしい。そうでなくてもコロナ対応の体温チェックカードのチェックもあったのに。

 

もちろん、子どもによっては学習習慣が身についたり、達成感や自信につながるなど、良い側面があることも分かります。しかし同時に、子どもによっては勉強を強制させられ、楽しいことであるはずの学習が強いられてするものというものとして捉えられてしまうかもしれません。

 

そもそも、どんなに良い側面があったとしても勤務時間というルールから溢れてしまっては多様で持続可能な働き方ができなくなってしまいます。それは別のところで子どもたちにもしわ寄せが行きます。

 

やったら良い効果があるものでもやりすぎたら損害が大きくなってしまいます。エッセンシャル思考でいきたいものです。

 

幸い、今日の担任の様子を見ていた学年主任の先生が、これはあまり良くない方法だからやり方を見直さないとねという話を放課後一緒にしてくれました。

そういう話が同僚の中でちゃんと出てくるのはありがたいことです。