https://hanmenkyousi.com/係や委員会の決め方%E3%80%80~ドラフト方式で公平感を
私も、学級組織を決めるときにどうしても出てくる「第一希望になれず不満を持つ子」に対するケアは意識しています。
まず、学級組織決めを始める前に係や委員会などの役割分担の意義を伝えます。
学校のように集団で生活する場では自分に関わること全てを自分ですることはできない。だからみんなで分担してやっている。自分ができないことは誰かがやってくれているし、自分の分担を責任持って行うことは他のみんなの役に立っている。
そして、組織決めが終わった後に2つのことを話しました。
まずは希望の役になれた人を中心に全体に向けて。
第一希望にはなれなかった人もいる。それでもその人は自分の役割をやってくれるだろう。希望の役になれた人はそのことを知っておく必要があると思う。そして、お互いに自分にできない役をやってくれていることへ感謝できる人であってほしい。
次に希望のものになれなかった人を中心に全体に向けて。
これからも集団の中で役割分担をしていくとき、必ず第一希望にならない時はある。大人になって仕事をするときもそう。それで腐ってしまう人ではなく、それでも周りの人の役に立つために、自分ができないことをやってくれている周りの人のために、頑張れる人になってほしい。
幸い、一度決まった役割はずっとではない。一定期間過ぎたらまた役割決めもあるから、限られた期間のことである。
その期間の中で、決まった役割をそれぞれがしっかりこなしてクラスや学校を快適にしていこう。
この2つを話してみました。
これから、子どもたちが自分の役割をやりがいを持ってこなしてくれることに期待しています。