今日は久しぶりにしっかりめにど真ん中の語りをしました。
学習の様子は悪くなかったです。後半なんかは特によく関わってできる人を増やそうとしていたと思います。
近くのグループだけでなくもう少し広い範囲の人たちの達成状況も気にかけられる人が数名います。チェックを厳しめにやろうという意識を持てている人もいます。嬉しいことです。
ただ、もう私がこのクラスで関われるのも終わりが見えてきていますし、もう一押し多様な関係を築いてもらいたいと思ってみてました。
私は何故「みんなができること」を求めるのだろう。何度も考え、ハッキリしたような気がしては、油断するとすぐに少しぼやけたようになってしまい求められなくなり、そういうのを繰り返しています。
今日はしっかり求めねばと思ったので話しました。
3つの理由を話しました。
①効果的な勉強のため
効果的な勉強の方法として教えるのが良いと言うのは広く知られるようになっています。また、わからない人も気軽に聞くことによって理解するための膨大な対話を積み上げることができます。集団で勉強するときに教える人教えられる人どちらもWin-Winな関係になれます。
②仕事で必要とされるため
仕事で必要とされる人はどんな人だろう?と話ました。そして4つの段階を示しました。
・やろうとしない人。または、できないときにできるようになるために動けない人。
・やろうとする人。できないときにできるようになるために考えて動ける人。
・自分でできる人。
・みんなでできる人。周りを巻き込みながらできる人。
どんな人が求められるかは自明です。
③転職が当たり前になっていく時代で生き抜いていくために多数出たような人間関係をいつ作っておくのか。
『学び合い』の本で紹介されるような、結婚相手を見つけるため、生活保護を受けられるため、というのは正直まだ私は話せたことがありません。子供たちに実感を持たせられる自信がないからです。
ただ、転職が当たり前になっていく時代で生きていかなければならないことは、話せるような気がして、今回話してみました。
「みんなの大半はかなり長生きをする。人生100年時代なんて言われるようになった。でも会社の寿命は短くなっている。自分がリストラされた時、会社が潰れた時、転職先や再就職先を紹介してくれる人は知人くらいの薄くて広い人間関係の人が多いらしい。そんな人間関係をいつ築くか?働き始めてから?大人になってから?そんなのは難しい。今、学校で築いてほしいと思ってるんだ。」と伝えました。
本に書いてあることまんまですが、これを今までで一番本心から伝えられた気がします。
一つ成長できたかな。伝わる子には伝わってるといいな。