丹後先生の生き様公開と仲間づくりのためのブログ

自分・家族・生徒の幸せな生涯のために教育で社会をより良くしたい教師の、生き様公開と仲間づくりのためのブログです。『学び合い』、部活動の地域移行、学校の働き方改革、仕事と育児の両立、お金の教育、人生100年時代のキャリアプランをテーマに毎日発信しています。『学び合い』は知らない人でも、自由進度学習、個別最適化、アクティブラーニングといったワードに関心がある人と仲間になりたいです。

「休日に生徒だけで商業施設に行ってはいけない」というルールはなぜあるのか。誰のためか。

今日、イオンに行くと、生徒が数名でいるところを何組か見かけました。

我が校には一応

「休日に生徒だけで商業施設に行ってはいけない」

「生徒だけで町外に出かけてはいけない」

という校則があります。

これって変だな〜と思っています。

私の無知で、県の条例なんかにそんな文言があるのなら申し訳ありません。

 

何に違和感を感じているかというと、そんなところまで学校が縛るものなのかという点です。

学校にそんな権限はないだろうと思うのと同時に、そんなところまで指導する責任もないだろうと思っています。

 

別に自由に町外だろうが商業施設だろうが、法律や条例で禁止されてないところには生徒だけでも行けばいいと思うんです。そこの責任を負うのは保護者であり、共に育てるのは地域社会です。

 

では学校がなぜそれを縛りたがるのか。

それは学校が学校外や勤務時間外のところまで生徒を指導しようとしている、

しなければならないと思っている、

しなければならないと思われているから応えないといけないと思っている、

からだと思います。

 

実際、そういう場所で見かけたら指導してくださいと生徒指導主任の先生はおっしゃいますし、地域で生徒が騒いでたり、例えば万引きなんかをしたら真っ先に学校に連絡が入って対応を求められるということもあります。

これは順序が違います。地域で問題を起こしてそれが法に触れることならば連絡するのは警察と保護者です。その後に必要ならば学校にも報告をすれば良い。法に触れない程度のことであれば現場にいて気になった大人が指導するか無視すればいい話です。

 

しかし実際は学校の外のことも学校の仕事だと思われている(先生方も思っている)から、学校としては問題を起こしてほしくないのです。それで、トラブルになりそうなところはからは遠ざけようとしたり、行くのを禁止したりします。

 

しかし、学校外のこと、勤務時間外でのことは学校の指導の範疇の外であり、第一義的責任は保護者にあるということをちゃんと理解すれば、そんなことをする必要はなくなります。

 

「責任がどこにあるかはっきりさせて保護者にも自覚を持ってもらう」

「地域社会で子供達を育てていく」

そのためにも、教師の働き方改革のためにも学校の仕事の外のことにまで無闇に手を出さない方がいいのになと思います。

 

そしてそんなつまらない校則はなくして生徒にも自覚を持って行動することを勧めればいいのかなと考えます。

 

そんな風に考えている私は一応そこにいた生徒の名前をできるだけ把握はしましたが、私も休日ですし特に指導はせず、嫁様との買い物を楽しみました。