丹後先生の生き様公開と仲間づくりのためのブログ

自分・家族・生徒の幸せな生涯のために教育で社会をより良くしたい教師の、生き様公開と仲間づくりのためのブログです。『学び合い』、部活動の地域移行、学校の働き方改革、仕事と育児の両立、お金の教育、人生100年時代のキャリアプランをテーマに毎日発信しています。『学び合い』は知らない人でも、自由進度学習、個別最適化、アクティブラーニングといったワードに関心がある人と仲間になりたいです。

生徒に聞いてみるのが一番

我が校の理科では単元プリントと読んでいる小単元方の内容がまとまったプリントを利用しています。年間20枚なので1〜2週間でプリント1枚分進んでいるという感じです。

この単元プリントを出来るだけ授業の中で活用したいと思い取り組んでいます。

 

最近では、単元プリントの範囲が終わった時点で行う方法か、とりあえず単元プリントは挟まずに授業を進め、テスト前に単元プリントの枚数×時間を確保して単元『学び合い』的に進める方法かでやっていました。

 

前者は、復習のタイミングとしてちょうどいいというメリットがあります。1〜2週間に1枚できるので、ちょうど忘れた頃に復習としてできるところが気に入ってました。ただ、1時間で終えるのがきつい生徒がいたり、1学期はイベント『学び合い』の課題として使っていましたが、『学び合い』の課題として1枚を出すには量的に多いので、扱いが難しいというデメリットがありました。

 

後者は数枚を数時間で理解するという課題で単元『学び合い』的にできることで、個々の学習進度に合わせて効率的に学べるのではないかというメリットを考えていました。一方で、復習のタイミングとしては遅くなってしまうというデメリットはあるなと感じています。

 

2学期からは後者の方でまたやってみようかな〜と思ってたのですが、授業前の休み時間に一部の生徒から「プリントで復習時間は取れないんですか?」と聞かれ、生徒たちの想いを反映させた方がいいよなと思い、授業開始後にそれぞれの方法に対する私のねらいやメリットデメリットを伝えた上でアンケートをとりました。大多数が前者の方法を希望したので、当初の私の考えとは変更してこのクラスは前者の方法で取り組むことになりました。

 

今は、自分たちで自分たちの学び方を選んでいくという経験があるのはいいなと感じています。希望した方法だからか、授業中のプリントに取り組む姿勢も良かったです。このプリントで『学び合い』は難しいかなという思いが私の中にあったので『学び合い』という言葉は使いませんでしたが、自然と質問したり教えたりする姿が見られて近い形になっていました。

 

こうやって生徒と相談しながら授業をつくって、私も楽しく、生徒もしっかり学べたら嬉しいです。